Books

皇帝たちの中国史

Junko Miyawaki

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198656812
ISBN 10 : 4198656819
Format
Books
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、通説を根底からくつがえした新しい中国史。中国という国はなかった!中国人も知らない真実の歴史。

目次 : 第1章 中国(シナ)とは何か―黎明期から秦漢統一帝国(中国人はどこから来たのか―野蛮人が都市に住んで中国人に成り上がった/ 東夷・西戎・南蛮・北狄は、民族名ではない―生業が違うだけ ほか)/ 第2章 世界帝国の真実―後漢から唐の衰退まで(ハンパでない人口激減を繰り返すシナの歴史/ 毛沢東の大躍進で人口の十分の一が死んだが、後漢末の人口は十分の一になった ほか)/ 第3章 モンゴル帝国の興亡―五代十国から元朝まで(五代十国を経て宋が建国―漢人の王朝だが初代皇帝は北京出身/ 中華思想は宋から始まった―遼と金を野蛮人として蔑む負け惜しみの思想 ほか)/ 第4章 秘密結社が建国した明王朝(印象が薄い明朝―明代は研究者の数も少ない/ 朱元璋は二つの顔を持つ男?!―まるで別人の肖像画 ほか)/ 第5章 最後はやっぱり異民族の清王朝(清朝は漢人王朝ではない―女真人(のちの満洲人)によるシナ支配/ 清が勝ったというより明が自滅―明の将軍・呉三桂の裏切り ほか)

【著者紹介】
宮脇淳子 : 1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。現在、昭和12年学会会長、公益財団法人東洋文庫研究員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 軍縮地球市民shinshin

    岡田英弘の学統を継ぐ研究者であり、配偶者でもある著者が岡田の『皇帝たちの中国』をベースとして改訂を加えたのが本書。第1章「中国(シナ)とは何か」で一章を費やして「中国」ではなく「シナ」こそがかの地の名称としてふさわしいと論証している。確かにこれはその通りで、シナの語源は「秦」であり、それを日本語読みにしたものでしかない。英語ではチャイナとなる。シナの歴代王朝はほとんど非漢民族で占められているというのも、考えてみればその通り。今の中国政府は元朝も中国人が建てたと主張しているらしい。歴史はこうやって改竄される

  • kenitirokikuti

    図書館にて▲1998岡田英弘『皇帝たちの中国』(朝日カルチャーセンター連続講義を基とする)、2018宮脇淳子『皇帝たちの中国史』(チャンネルくららweb配信講義、宮脇「皇帝たちの中国」を基とする)。本書は後者の2023年新装廉価版(宮脇による「はじめに」と福島香織による「解説」は2023年)▲解説に岡田・宮脇夫妻の事情が書かれている(宮脇自身が2012年に正論の別冊?に報告済み)。岡田「魯迅の中の日本人」は魯迅と後妻許広平の関係を論じたものだが、それは岡田と宮脇のそれでもあった、と。

  • RX93

    「頼れるのは家族だけ」自己防衛手段が発達、他人は利用するだけ。国が頼りにならないのはそうだとしても、隣人も信頼できない?→それほど極限状態ということ。戦争が多すぎるせいか (戦争になりやすい地形や周辺環境?) 逃げ場もない。「シナ大陸はいったん飢餓状態になるとその規模が全然違う。旱魃が来るとどこも旱魃」▼漢人の入れ替わり。壊滅状態の漢人、北方異民族の受け入れ。漢字を使えれば漢人。何度も漢人は入れ替わり。▼中華思想は宋に始まる‐「遼と金を野蛮人として蔑む負け惜しみの思想」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items