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平清盛と平家政権 改革者の夢と挫折 朝日時代小説文庫

Jun Ito

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022650573
ISBN 10 : 4022650575
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

武家政権の礎を築いた平清盛は、鎌倉殿よりも革新的だった。平家の台頭と平家政権の誕生、日宋貿易、福原遷都、清盛の死と平家の最後、源氏との比較まで、歴史小説作家ならではの観察眼で描く。清盛の人物像と当時の公家社会、源氏との関係もわかる好著。

目次 : 第1章 平家の台頭/ 第2章 清盛、表舞台へ/ 第3章 平家政権の誕生と日宋貿易/ 第4章 清盛の夢と挫折/ 第5章 頼朝の挙兵と清盛の最期/ 第6章 そして鎌倉幕府へ

【著者紹介】
伊東潤 : 1960年神奈川県生まれ。早稲田大学卒。2011年『黒南風の海 加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞、13年『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『義烈千秋 天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞、14年同作品で第1回高校生直木賞、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ジュンジュン

    平家政権をどう捉えるか?二つの側面があると思う。貴族政権の延長か、武家政権の先駆けか。著者は前者をより重視しているようだ。それを反映してか、副題は改革者(革命家ではない)。ただ、描かれる清盛像に目新しさは感じない。

  • coldsurgeon

    平清盛が日本社会に見える形で残したものは、よくわからない。人物的に壮年までは、常に筋目を大切にし、公明正大な立場から問題に対処している。しかし、平家という武士氏族を率いて武家政権を立てることはしなかった。古来からの制度の中に入り込み、平家一門が繁栄することを目論んだが、その死後、形として残すことはできなかった。源頼朝と比較することで、それは鮮明になってしまう。ただ、日宋貿易を推し進めることにより、交換手段としての銭の利便性と経済の活性化という副次効果は、しばらくして現れたかもしれないが。

  • TK39

    色々と知らないことをインプット出来た。平家は清盛のみに武士が従属しているのではない。源氏は食物などを京に向かう途中で現地調達したが、平家は官軍として、それは行わなかったなど。。清盛は頼朝の挙兵後、しばらくして死んだが、仮に清盛が生きていたとしても源氏の勢いを止めることは出来なかったかもしれない。

  • 北之庄

    大河に触発され伊東氏の作品を読む。鎌倉訪問日の読了は何だかオツなもの。平氏政権の興隆滅亡を通史として描く本作。近年、鎌倉幕府に先立つ武家政権の先立ちとされがちな平氏が、朝廷による統治機構と利権構造に彼らが喰い込んだモノとの見解は特に目新しくない。ただ日本一の大天狗とされた後白河院の政治手腕が、感情的かつ場当たり的でさほど戦略的でもないとの分析が意外。平氏のみならず皇室、摂関家、藤原氏、源氏の嫡流庶流等々と多数の人物が、様々な官職にて複雑に絡み合う様は一度の通読ではなんだか分かりにくい。後日再読確定の作品。

  • 白隠禅師

    この時代面白いんだけど名前が平氏も源氏もよく似てるから読んでるうちに弟だったかおじだったか息子だったかよくわからなくなる。内容自体は面白い。

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