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威風堂々 下 明治佐賀風雲録

Jun Ito

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120054907
ISBN 10 : 412005490X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

日本の未来を拓いた男、大隈重信。その波瀾万丈の生涯。「日本」という新しい国家のために邁進する大隈重信。国会開設、政党政治移行、内閣総理大臣就任、早稲田大学創立―。数多の事績を残し、幕末、明治、大正と時代を駆け抜けた巨人の生涯を描く!信念のためには、突き落とされても、何度でも這い上がる!

【著者紹介】
伊東潤 : 1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て2007年、『武田家滅亡』でデビュー。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』で「第20回中山義秀文学賞」を、『義裂千秋 天狗党西へ』で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    上巻での立身出世への疾風怒濤が鮮やかだっただけに、下巻の新政府内での権力闘争だらけの右往左往には辟易してしまう。これも史実だから仕方がない。維新三傑(西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允)や、佐賀藩の仲間たちが道なかばでこの世を去る中、世界平和·政党政治·大学教育を生涯目指し続けた、大隈重信を描き尽くした力作。自由独立の精神を持つ国家と国民を夢見た大隈さんは、あの世で、今の日本の姿をどう見ているのだろう。

  • starbro

    先月の上巻に少し遅れて、下巻を読みました。上下巻、800頁強完読です。明治、大正と激動の時代を駆け抜けた傑物、大隈重信、早稲田大学の創設者としては有名ですが、首相を2回も経験した偉大な政治家の部分が今日あまり認知されていないのは、薩長の陰謀でしょうか?それもあって、早大OBの著者はこの作品を執筆したのかも知れません。 余談ですが、私は旧山県有朋の邸宅跡、椿山荘で四半世紀ほど前に結婚披露宴を行いました(笑)  https://www.chuko.co.jp/tanko/2022/01/005490.html

  • とん大西

    大隈重信…なんともマルチな、稀代の傑物です。非業の死をとげた西郷や龍馬、世を退いていた慶喜。ドラマチックな彼らとは一線を画し、維新後の日本を実務的に支え続けた献身っぷりは正に威風堂々の英傑。大隈の長きにわたる活躍がなければ「近代化」という言葉さえ根付いていなかったやもしれません。幕末から大正へ。政敵、恩師、朋輩…大隈の生涯での交わりを俯瞰した時、裕仁皇太子が登場してくるあたりは遠い「歴史」が「現代」と地続きであることを感じさせてくれます。

  • のぶ

    下巻は明治3年から始まった。その時、大隈32歳。近代国家として発展させていくのに、日本は多くの問題を抱えていた。大隈は佐賀から東京へ移り、政治家としての実力を発揮してくことになる。自分が本作を読む前の大隈重信に対しての知識は、早稲田大学を創設した事と、総理大臣を経験した事程度しかなかったが、読んでみると、多くの人物と交渉を重ね、信念を曲げない太い筋の通った巨人であることがよく分かった。現在の政治家もこの時代の流れを汲んでいる事が感じられ、長かったが、読んで良かったと思わせる作品だった。

  • ぶ〜よん

    今年刊行された大隈重信の歴史小説。最初に書くけど、早稲田関係者の必読書。母校の創設者のこと、皆知らないでしょ?佐賀藩士の長男、八太郎は幼少から藩の教育方針に反発し、蘭学から英学へと近代化への学問を積極的に学ぶ。喧嘩っ早く、耳学問が得意。実務能力に長ける一方、西郷隆盛に比べて求心力に劣る。木を見て森を見ないと福沢諭吉に諭される。伊藤博文ら政敵とは、くっついたり離れたり。戦争や植民地化に反対し、日本初の鉄道敷設計画を企てた。幕末、明治維新、新政府、時代の過渡期を大隈視点で駆け抜ける、凄まじい熱気を帯びた作品。

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