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空飛ぶタイヤ 実業之日本社文庫

Jun Ikeido

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408552729
ISBN 10 : 4408552720
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan

Content Description

名門巨大企業vs.弱小運送会社
ひとつの命をめぐる感動巨編

【実業之日本社 創業120周年記念出版】

池井戸潤が、一番アツい!
不屈の男と家族たちの闘い!!一気読みの大逆転エンタメ!
『下町ロケット』の原点――村上貴史(文芸評論家)

走行中のトレーラーから外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも……。自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族ら、事故に関わった人たちの思惑と苦悩。「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともに事故の真相に迫る。圧倒的感動を呼ぶエンターテインメント巨編!

【目次】
■序 章  決して風化することのない、君の記憶
■第一章  人生最悪の日々
■第二章  ホープとドリーム
■第三章  温室栽培群像
■第四章  ハブ返せ!
■第五章  罪罰系迷門企業
■第六章  レジスタンス
■第七章  組織断面図
■第八章  不経済的選択
■第九章  聖夜の夜
■第十章  飛べ! 赤松プロペラ機
■第十一章 コンプライアンスを笑え!
■第十二章 緊急避難計画
■終 章  ともすれば忘れがちな我らの幸福論
●解説 村上貴史

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、『下町ロケット』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    清廉潔白な中小企業v.s.財閥企業。みんなの大好物な構図を、そう言うのがお得意な池井戸さんが書き上げるんだもの、面白くない訳無いですよね。登場人物達は、基本的に利己的に振る舞う。法律の範囲内ならまあまあ、そんな選択もあるよ。って思いますが。大企業の庇護の元、法令違反と隠蔽体質は憎い。許さじ。赤松社長苦しいよー。チャンス到来かと思うと、潰されてねー。厚い本ですが、メリハリあって飽きません。持ち運び向かないと、家でちまちま読んでましたが、最後は結局持ち出したね。人物相関図付き。助かります(๑•̀ㅂ•́)و✧。

  • starbro

    池井戸潤の10年前の未読の旧作が、再文庫化されて新刊コーナーにあるのを見つけました。中小企業VS大手企業&銀行という王道のスタイルですが、重松清的な要素もあり、最長編850P一気読みしました。「下町ロケット」以上に充実した内容です。本書のモデルとなった〇菱自動車や〇菱グループが本書に対し、どういう態度を取ったのかが気になります。〇菱グループの陰謀で本書が直木賞を受賞出来なかったのかも知れません。私が10年前に起こした交通事故(高速道路で新品のタイヤがバースト)の原因もタイヤメーカーの隠蔽工作なのかなぁ?

  • やま

    怒りが、涙が、繰り返し出てきます。本当にこれでいいのか…。赤松運送の大型トレーラが、脱輪して歩いている主婦を直撃し即死。大きく新聞に取り上げられ、警察、陸運局の調査が入る。顧客のことを考えずに、ホープにあらずんば人にあらずという奢りが蔓延している財閥系ホープ自動車では、考える事は、内向きの組織内の政治のことだけである(怒) お母さんを亡くした幼い息子や赤松運送の事を想うと涙がとめどなく出てきます。字の大きさは…大活字版。2021.8.28〜9.9の13日間 音読で読了。★★★★☆

  • 雪風のねこ@(=´ω`=)

    人はみな歯車だと云う。だがそれが刻むのは狂わない精緻なリズムだと云う。その言葉通り禁欲に負けず筋を曲げず、だけど自分の過ちは頭を下げて謝り、人の恩には素直に感謝する。そして粛々と使命を全うしようとする赤松の姿は胸を打たれる。人は誠実に生きねばならないと云うが、それは不正があった場合、それをとことん突かれるからだ。これは人の不正を突く事で自らの正しさを示そうとする人間の本質である。誠実に生きる事は苦しい事であるが、そうであるからこそ窮地に陥った時に、救いの手を差し伸ばして貰えるのである。

  • Aya Murakami

    コンビニ書籍コーナーで買った本。 財閥ってまだまだ尾を引いているのですね…な隠蔽体質の企業の本。不良品の車をつかまされて交通事故を起こしてしまった運送屋の人々は読んでいて心が痛みました。事故のせいで融資を止められたり息子がいじめにあったり…。「とりあえず弱者をたたいておけ」みたいな風潮って財閥と同じように昔からの日本の体質なのでしょうか?と考えました。だからこそ弱者なりの賢い戦い方が求められるのでしょうか?

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