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ハヤブサ消防団 集英社文庫

Jun Ikeido

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087447675
ISBN 10 : 4087447677
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の消防団に勧誘され、迷った末に入団した太郎だったが、のどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知り―。連続放火事件に隠された驚愕の真実とは?地方の小さな町を舞台にした、池井戸作品初の“田園”小説として話題を呼んだ、珠玉のミステリ。第36回柴田錬三郎賞受賞作。

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、20年第2回野間出版文化賞を、23年『ハヤブサ消防団』で第36回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イアン

    ★★★★★★☆☆☆☆2023年にドラマ化された池井戸潤の長編。伸び悩む作家の太郎は、移住した父の故郷・ハヤブサ地区で消防団員となる。入団直後に周辺で不審火が連続していることを知るが、容疑者と思われた男が突然失踪し――。序盤は消防大会や町おこしなど長閑な展開が続くが、死体が転がり、更にカルト教団の関与が明らかとなる辺りから不穏さを増していく。教団に内通しているのは誰なのか。作中の「明智小五郎賞」はもちろん「江戸川乱歩賞」のことだろう。だとすれば、太郎はやがて経済小説で名を馳せる人気作家になるのかもしれない。

  • ピース

    たまたま立ち寄った父親の故郷に魅せられて、そこに移住してきたミステリー作家の太郎。そこで出会った人に誘われ消防団に入る。それから不審な火事が続発する。又、怪しげな人物が太陽光発電を勧誘してるが、これらの裏に新興宗教が絡んでるようだ。いきなり都会からやって来た太郎があっさり地元に受け入れられたのはさておき、普通にミステリーとして楽しめた。

  • DONA

    亡くなった父親の実家に移り住んだ作家が田舎での生活を始め、気づけば消防団に入団して消火活動を行うようになり、そこでのきな臭い事件に巻き込まれていきます。分厚い本で読み終わるのに時間がかかりましたが、後半は真相が知りたくてほぼ一気読みでした。宗教にはまる気持ちはわからなくもないですが、こういう宗教は怖いです。とりあえず丸くおさまって良かったです。

  • morinokazedayori

    ★★★★映像が目に浮かぶような、くっきりとした描写の数々。自然豊かな土地で、人とのつながり、しがらみが交錯する。人物の描き方も巧みで、それぞれの内面も見た目も鮮やかに立ち上がってくる。楽しくよめた。

  • 金吾

    予想外の話の展開に驚きつつも、テンポのよさで最後まで一気に読んでしまいました。面白かったです。

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