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スクールボーイ閣下 上

John le Carre

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150404314
ISBN 10 : 4150404313
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1987
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    ソ連スパイ網を解明するため、香港の大物スパイの素性を明らかにしようとする。実業家ドレイク、連れ添う女リーゼ、パイロットのリカルド。ソ連スパイ網の資金の流れに一枚かんでいるらしい。人物の造形に地の文を用いず、ほとんど会話だけで語る。思い込み、偏見、記憶違い、美化、様々な思いから人物像はぼやけてしまう。丹念に情報を収集するスパイの視点からぶれない視点が面白い。アクションは少ないが、老練なスパイが丹念に情報を集める姿はいぶし銀の活躍。

  • Tetchy

    この一風変わった題名は前作で大打撃を受けた英国情報部“サーカス”が立て直しを図るべく、復職させたジョージ・スマイリーが東南アジアに派遣した臨時工作員ジェリー・ウェスタビーを指す。彼は“高貴なる”スクールボーイ、ロンドン臨時工作員課程を受けながらも正式採用されず、スマイリーに拾われた野心あるお坊ちゃまなのだ。しかし一種牧歌的な題名とは裏腹にこのウェスタビーが請け負う任務はかなり過酷。パリから東南アジアへ通ずる送金ルートから疑惑の渦中の人物を探る彼が目の当たりにするアジアの残酷は今なお背筋が凍る思いがした。

  • k5

    会社の行き帰りとかで漫然と読んでいたのですが、後半、ビリビリ来るような表現や人と人との対峙が連発。ル・カレの世界に浸るために、下巻に行く前にもう一回最初から読みます。

  • k5

    あけましておめでとうございます。ちゃんと年末年始で読み直したこの一作。二回目なので流石に事件や登場人物はこんがらがったりしないものの、味わうにはもう一周いるかも、という感触でした。なにしろ第一章はほぼ問題の核心に触れることなく、さざなみが起こるように伝聞と噂が「ドルフィン事件」に近づいていく感じですから。上巻の山場としては、ドレイクやリーゼの正体に迫っていくところもですが、ヘイドンの裏切りでソ連に筒抜けになったスパイ網を、スマイリーがリストラしていくところかも知れません。下巻へ。

  • stobe1904

    【崩壊したサーカスを立て直すスマリー】『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』で大打撃を受け、英国諜報部のトップに就任して立て直しを図るスマイリー。カーラの金脈と思しきパリから香港への不自然な金の流れに気づいたスマイリーは臨時工作員のウェスタビーを香港に送り込むが…。遅々として進まない背景描写が続くが、この丹念に巻かれた種がどのように育ち、濃厚な諜報戦と人間ドラマに結実するか下巻に期待が高まる。

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