アメリカでは絶大な人気のジョー・ロバーノだか、日本での人気はイマイチ。私自身も何回かチャレンジしたが、何となくよく解らない印象。 　そんな彼が、チャリーパーカー追悼？のアルバムを出すというし、結構売れている見たいと言うので買いました。一曲目からダークなロバーノワールド全開です。パーカーの愛した曲が中心だと思うので、曲目を見ると馴染みの曲が多いハズ。でもロバーノのアプローチは全く彼の世界で、今までとは別の物に感じました。 　万人受けするものではないと思いますが、こんなアプローチがあるんだと思わせる一枚です。

ジョー・ロバーノのアルバムの中でも最高の一枚と断言します。彼は難しげなこともやるので、敬遠されるのかもしれません。しかし、このアルバムは全く難しくない! けれども、簡単すぎないので、何度も聞いて楽しめる! 彼の洗練されたフレーズ、音色を存分に楽しんでください。こんなに洗練されたテナーで歌う人は彼以外いないと思う程です。このアルバムの二曲目。このバラード。ジョーは、バラードの名手です。バラードでブリブリとアドリブがふける数少ないテナー奏者です。しかもそのアドリブが、原曲のメロディーを損なわない! これがすごい!