CD

As Time Goes By

Jo Stafford

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
XQAM1050
Number of Discs
:
1
Label
:
Ssj
Format
:
CD

Product Description

熱心なヴォーカル・ファンもノーマークだった、20世紀を代表するジョー・スタッフォードの貴重なスタジオ録音を発掘! ジョー最後のアルバムといわれたドット盤(1966年)のあとの時代に、新旧のスタンダードを快唱している。

見過ごされてきたジョー・スタッフォードの貴重な音源

今年の春1ヵ月ほど、『ジャズ批評』誌の2011年5月号(#161)の「ドリス・デイ、ローズマリー・クルーニー、ジョー・スタッフォード」大特集の作業にドップリと浸かり、おもにディスコグラフィーの作成や解説、ジャケットの提供などに日々を費やした。多少の欠落はあれど、アルバムに関してはかなりしっかりした資料が出来上がったと思うが、もともとデータが集めやすいDDやロージーに比して、ジョー・スタッフォードは難しい面があった。時間的にもスペース的にも制約があり、ザ・パイド・パイパーズ時代のものは十分に反映出来なかったし、ドット・レコード後の時代についてもじっくりと見極められなかったことは心残りである。
そして、雑誌が発行されてからしばらく経ってから、ジョー・スタッフォードがリーダース・ダイジェストにレコーディングしていたという情報を思い出した。ベヴ・ケリーが同社に吹き込んだ『ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ』(SSJ XQAM-1048)をリリースするために2010年同社とコンタクトをとったことでルートは出来ていたので問い合わせてみると、間を置かずして「1967年から70年にかけて21曲吹き込んでいる」との連絡が入った。雑誌の出版が本業のリーダース・ダイジェスト社のレコードはメジャーからのライセンスあるいは自ら録音して通信販売を通じて売られていたため、音楽メディアに登場することはほとんどなく一部の目敏いファンが特定のタイトルをひそかにコレクトしてきたに過ぎない。
リーダース・ダイジェスト社への録音が『ジャズ批評』の特集からもれてしまったことは申し訳なかったが、こうしてCDとして陽の目を見たことでご容赦いただきたい。今回は21曲から13曲を抽出している。懐かしいスタンダードから録音当時の人気曲までバラエティーに富んだ構成になっているが、高音域を活かしたジョー独特の凛とした歌声や息の長いフレージングは健在だし、夫君ポール・ウェストンのツボをおさえた品格ある編曲と相俟って高水準のアルバムになっている。
なお、未収録の8曲は来年に発売を予定しているが、CD1枚に8曲というのはいかにも少ないので、いろいろ考えた末、リーダース・ダイジェスト社が有するヴィック・ダモンの全5曲とカップリングすることにした。これら5曲はダモンが編曲の神様ネルソン・リドルと吹き込んだ唯一のセッションである。ご期待いただきたい。

(2011.6.25. 三具保夫)

ジョー・スタッフォード(vo)
ザ・パイド・パイパーズ(cho on M-1,2,9,11)
ザ・ガスライト・シンガーズ(cho on M-12)
ウォーレン・コヴィントン(vo, tb on M-1,11)
グレン・オッサー(arr on M-1)
ポール・ウェストン(arr on M-2〜10,12,13)
ビリー・ヴァープランク(arr on M-11)

録音年:1967年10月7日(M-4,5,6)/1967年(M-8)1969年1月(M-12)/1969年11月19日(M-7,13)/1969年11月(M-1,3,10,11)/1970年12月8日(M-2,9)

Track List   

Customer Reviews

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perfect!, mr.connover(voa jazz hour), lo...

投稿日:2013/01/05 (土)

perfect!, mr.connover(voa jazz hour), love her...,thank SSJ.com !

金剛力士 さん | Okinawa | 不明

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