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孤愁 サウダーデ 文春文庫

Jiro Nitta

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167903626
ISBN 10 : 4167903628
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「孤愁」とは、「愛するものの不在により引き起こされる胸の疼くような思いや懐かしさ」のこと。ポルトガルの外交官モラエスは、明治後期に来日、日本の自然、文化、女性を愛し、その著作で、日本の素晴しさ、日本人の美徳を世界に知らしめた。父・新田次郎の未完の絶筆を息子・藤原正彦が書き継いだ力作評伝。

目次 : 美しい国/ 領事代理/ 砲艦千島/ 赤い海/ ネムの木/ 野砲十門/ スナイドル銃実包/ 信任状捧呈式/ 別離/ 外人墓地〔ほか〕

【著者紹介】
新田次郎 : 明治45(1912)年長野県生まれ。本名・藤原寛人。無線電信講習所(現在電気通信大学)卒業。昭和31(1956)年「強力伝」にて第34回直木賞受賞。41年永年勤続した気象庁を退職。49年『武田信玄』などの作品により第8回吉川英治文学賞受賞。55年2月没

藤原正彦 : 数学者、作家。昭和18(1943)年旧満州生まれ。東京大学理学部数学科卒、同大学院修士課程修了。理学博士。米英の大学、お茶の水女子大学で研究、教育に携わった後、現在は同大学名誉教授。著書に『若き数学者のアメリカ』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『名著講義』(文藝春秋読者賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾

    父の未完の作品を息子が後を引き継ぎ完成させた一冊です。知らない人物であったモラエスについて興味が湧きました。

  • Cinejazz

    明治後期に来日、日本の自然、文化、女性をこよなく愛し、ポルトガルの海軍士官であり外交官、文筆家として名を馳せたヴェンセスラオ・デ・モラエス(1854-1929)の半生を綴った波乱万丈の大河評伝小説。 毎日新聞に連載中だった『孤愁』は、新田次郎氏の未完絶筆となったが、次男の藤原正彦氏が父の無念を晴らすと霊前での誓い、32年かけて約束を果たし完成された親子共作の感動の叙事詩。 神戸の領事館時代に伴侶となったヨネとの死別、姪コハルの早逝、二人の故郷徳島市の眉山の麓に揃って眠るモラエスに黙祷・・・。

  • ろこぽん

    一冊読んで曖昧だがサウダーデの意味がわかった気がする。堺事件や神戸事件での切腹など、知らなかった歴史。明治時代に日本のことをこんなにも理解し愛してくれた外国人がいたことが嬉い。私も大好きな神戸布引の滝、六甲山、そして徳島も出てきて楽しく読めたが、神戸の東遊園地にモラエスの像があること、眉山山頂にモラエス館があることもこの小説を読むまで知らなかった(気づかなかった)。モラエスの著書、読んでみよう。正彦氏が書かれた後半はモラエスは少しおしゃべりでハハハと笑うように。それにしてもモラエスの女運の悪さよ。。。

  • 新田次郎と藤原正彦父子の合作。正直どこから引き継いだのかはあとがきを読むまで分からなかった。モラエスというポルトガル人が明治大正昭和と日本で生き生涯を終えたことは全く知らなかったけど、何か嬉しくもあり新鮮で衝撃的な感動を覚えたね。

  • ぶつぶつ屋

    知り合いが貸してくれた本です。なんの前知識も無く気乗りしないので読まずに返してしまおうかと思ったのだけれど、食わず嫌いもなんだしと思い読み始めたらなかなか面白くあっという間に読んでしまいました。第二の小泉八雲と言われる人がいるということも初めて知りました。当時の日本の風土を生き生きと描き、日本人の二面性に魅了され、およねという伴侶をもらい日本での生活をこよなく愛したモラエスの晩年の侘しさに私はサウダーデを感じました。(この使い方あってるかな?)

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