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蒼穹の昴 1 講談社文庫

Jiro Asada

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062748919
ISBN 10 : 4062748916
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan

Content Description

汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう―中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。

【著者紹介】
浅田次郎 : 1951年東京都生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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時代も国も異なる設定の中、長編作品を読み...

投稿日:2021/04/22 (木)

時代も国も異なる設定の中、長編作品を読み切れるだろうかと心配しながら読み始めましたが杞憂に終わりました。是非映像でも鑑賞したいです。日本人女優がこなせているのか気になりますが。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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この物語は中国清朝末期が舞台で、貧しい生...

投稿日:2021/04/11 (日)

この物語は中国清朝末期が舞台で、貧しい生まれの少年春児が宦官を目指す話です。正直設定や登場人物の名前を見た時中国の文化や歴史は詳しくないし、読みにくそうと思ったのですが浅田次郎さんの作品だから面白い筈と信じて手にとりました。実際作者の手腕のおかげで、知識等がなくてもきちんと説明がされていてスムーズに物語に入っていけました。だけど科挙という試験の凄まじさ、宦官になる為に去勢が必要な点などは、時代や文化の違いがあると言えども理解しがたく少し引いたくらいです。それでも必死に目指す若い世代がいて、科挙に受けて紫禁城にあがる梁文秀と春雲は魅力的な人物と言えます。今後2人がどうなっていくのか、昴の運命はと続きが気になる作品です。

イック さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三代目 びあだいまおう

    私の拙い読書歴の中で確実に殿堂に入れる作品。新型コロナで混沌とする中、世でいう新年度に本作の再読を選んだ。崇拝する作家先生の一人、浅田先生の最高傑作と言えるだろう。これは二人の男の成長譚。片や糞拾いの貧しき極み李春雲、片や良家に生まれながらも厄介者の謗りを受ける梁文秀。稀代の占い師の予言によりそれぞれの未来を予見された二人。時代は明治維新の少し後、所は中国清の時代。時の権力者西太后を中心に、大国の心の表裏、別々の運命を背負いし二人の『御為』が幕をあける。生き様への応援方々、最高傑作への再訪に酔おう‼️🙇

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️浅田さんの長編。19世紀中国清朝の話でなかなか面白そうです。海外が題材なのも驚きましたが、しかも歴史物と言うのも驚きでした。短編よりも若干間延びした感じはありますが、この時代の速さも関係があるのでゆったりとした味があるとも言えます。まだ3冊もあるのでどんな展開になるのか楽しみです。

  • mura_ユル活動

    春児、ダメでしょう自分でやったら。男だからつらいと感じるのかもしれませんね。文秀の学力判定試験の章では背筋が伸びた。まだ、物語の行き先が見えない。次巻へ。

  • ラマジドンジュ

    再読。 『天子蒙塵』を読む前に復習がてらに読む。 やっぱり面白い。 あっという間にこの世界観へと吸い込まれる。 春児の健気さがたまらなく愛おしい。

  • 修一朗

    長らく積んでいてやっと読める環境になりました。清王朝末期の西太后時代の権謀術数だったり科挙制度の詳細だったり刺激的な記述がぎっしりでわくわくしながら読んでます。「大地」を昔読んだときは纏足のところでぞわぞわしたけれとも今度は宦官屋のくだりで身もだえしてしまう。宦官って政治・大奥の差配だけじゃなく洗濯とか炭焼きとかなんでもありだってこと知りました。科挙制度の維持に金も手間もこんなにかけていたとは。それでも1000年以上維持されていたのには中国王朝としての必然性があったからだ。春児の決意にはびっくり。2巻へ。

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