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玉三郎の「風を得て」

Jin Mayama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163920207
ISBN 10 : 416392020X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

坂東玉三郎とは何者なのか?梨園の至宝の知られざる生い立ちと、その美学の源泉に、『ハゲタカ』の著者・真山仁が迫る!現代人に大いなる知恵を示す、玉三郎の言葉を多数収録。

目次 : 第一部 秘すれば花(三十分限定/ 鉛色の街/ 魂が喜び、心のままに/ 旅立ちのとき)/ 第二部 その風を得て(醜/ 演/ 闇/ 妖/ 海/ 情/ 枠/ 伝/ 花/ 風/ 老/ 桜/ 夕/ 食/ 美)/ 終章 司馬遼太郎さんが教えてくれたこと

【著者紹介】
真山仁 : 1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー。同シリーズはドラマ化、映画化され大きな話題を呼ぶ。五代目玉三郎とは、30年にわたる親交をむすび、玉三郎演出による舞台『星列車で行こう』の脚本を手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    真山 仁は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、粋と雅を兼ね備えた人間国宝、坂東 玉三郎を描いたノンフィクションでした。しかし伝統芸能の世界は厳しい。著者と坂東 玉三郎が、こんなに親しいとは思いませんでした。 https://mayamajin.jp/books/tamasaburo_t.html

  • えいこ

    玉三郎さんのインタビューには、声色、表情、選ぶ言葉にいつも見入ってしまう。小説家である筆者が長年にわたる交流の中から、玉三郎さんの生い立ち、生き方や時々の心情などを汲み取り、話し、書き上げた本書。玉三郎さんの大切にすること、芸や文化に対する考えがよくわかる。さらっと読みやすいが、真っ直ぐ真摯に自身と芸の道に向き合って来られた方ならではの深みがある。

  • ゆぽ

    真山仁さんと玉三郎さんの交流は知りませんでしたが、長く交流してきたからこそ引き出される自然な玉三郎さんの思考を読めて嬉しい。照明にこだわること、「いちご」のくだりなどはなるほど!と。厳しい指導を受けていた頃の話、「心で何を考えていても自由」というのが印象的。

  • キヌモ

    小説家真山仁がまだライターだった頃から玉三郎のインタビューを続けている、いわば玉三郎取材の集大成のような本である。玉三郎を身近で深掘りしている。小説家目線なので、読者にもその心のうちがよくわかって、本当に興味深い。 しばらくしたら、再読したい。

  • ウサトコ

    今の時代に馴染めなくて、時々どうしようもなく苦しくなることがあります。スマホやSNSができてから何もかもがハイスピードでついていけないし、軽薄で中身がなくてその場しのぎのものばかりが持て囃されている気がする。そんな中、国宝の映画を見て心に刺さる部分があり、その流れで本書も読みました。(あとは、今度シネマ歌舞伎で玉三郎さん主演の源氏物語をみるのでその予習も兼ねて。)本書を読んで自分がなぜ国宝の世界観に魅かれたのかなんとなくわかった気がしました。私が求めているはこの本でいうところの「花」なんだなと思いました。

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