Brighten (+glow-in-the-dark Packaging)

アリス・イン・チェインズのギタリスト、ジェリー・カントレルが 2002年の『Degradation Trip』以来19年ぶりの最新ソロアルバム『Brighten』をリリース。

2019年12月のLA公演直後にスタジオに入り、ソロアルバム『Brighten』の制作に入ったジェリー・カントレル。映画音楽作家でも著名なタイラー・ベイツ、2000年代以降のアリス・イン・チェインズ作品にも携わってきた旧知のエンジニア、ポール・フィゲロアとの共同プロデュースによる本作は、カントレル以下、元デリンジャー・エスケイプ・プランのグレッグ・プシアート (back vo)、ダフ・マッケイガン (b)、ギル・シャローネ (ds)、エイブラハム・ラボリエル Jr. (ds)、タイラー・ベイツ (strings, per, g)、ヴィンセント・ジョーンズ (p, key) ら多くのゲストミュージシャンが参加し、「70年代のオールドスクールレコードのよう」(カントレル) なアルバムに仕上がっている。

アルバムについてカントレルは次のように語っている。「これはレギュラーバンドじゃなく、以前一緒に仕事をしたダフ、タイラー、ギルのような友人たちや、これが初めての仕事となった多くのミュージシャンたちと一緒にセッションした記録なんだ」。

「とはいえ、俺のキャリアはいつもバンドと共にあったからね。その中で幸運にも、レイン・ステイリー、そして今はウィリアム・デュヴァルと最高の関係を築くことができた。そんな感じで今回グレッグとはうまく協力し合うことができたんだ。当初の予定よりリリースが遅れてしまったけど、良いレコードができたと思うよ。まさしく俺のルーツと、現在からのインスピレーションが絶妙にブレンドされた内容になっている」。

カントリーファンだったという両親からの影響も反映された本作には、これまであまりサウンドのコアとして採り入れられたことのないペダルスティールやピアノなどの音色が大きくフィーチャーされている。

ダフ・マッケイガン、グレッグ・プシアート、ギル・シャローンが参加した１stシングル「Atone」、アルバムを締めくくるエルトン・ジョンのカヴァー「Goodbye」など全９曲を収録。