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村上春樹と私 日本の文学と文化に心を奪われた理由

Jay Rubin

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492062029
ISBN 10 : 4492062025
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめ、夏目漱石『三四郎』や芥川龍之介『羅生門』など数多くの日本文学を翻訳し、その魅力を紹介した世界的翻訳家が綴る、春樹さんのこと、愛する日本のこと。

目次 : 第1部 ハルキと私と作品と(村上春樹さんからの電話が私の人生を変えた/ 村上さんを撮らず、自分の脚を撮ってしまった/ 世界が愛する村上春樹―国境や宗教を超えて/ 日本文学を世界に紹介する村上春樹/ 村上さんと死ななかった日 ほか)/ 第2部 日本と私と翻訳と(後期高齢者なのか/ 三島由紀夫の首と息子の音楽/ 芥川龍之介と世界文学/ 能とオペラの珍しい組み合わせ/ 誤訳から生まれた『風俗壊乱』 ほか)

【著者紹介】
ジェイ・ルービン : 1941年ワシントンD.C.生まれ。ハーバード大学名誉教授、翻訳家。芥川龍之介、夏目漱石などの日本を代表する作品の翻訳多数。特に『1Q84』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』をはじめとする村上春樹作品の翻訳家として世界的に知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    村上春樹の翻訳で知られるハーバード大学名誉教授ジェイ・ルービンのエッセイ集。第1部ハルキと私と作品で、翻訳者でもある村上春樹のルービンへの質問の答え「どうせ小説というのはいい加減なものだ」が興味深かった。プリンストン大学の頃の1991年ボストンマラソンで初めて会う。第2部日本と私と翻訳と、で芥川龍之介・夏目漱石・現代作家の翻訳だけでなく、小説「日々の光」の発表まで。柴田元幸氏との交流も現代日本作家にはとても有益なこと。村上春樹が一番好きだと言い、海辺のカフカにも載る、夏目漱石「坑夫」を次に読もうと思った。

  • chantal(シャンタール)

    村上作品の英訳者として、村上さんのエッセイにも時々登場するルービン氏。元々は漱石を中心とした近代日本文学の研究者で、村上作品を翻訳するようになった経緯や、村上さんとの交流などがユーモアを交えて語られる。こうした日本文学の研究をしてくれる人がいるのは嬉しいよね。やはり、国内にこもるのではなく、色々な意味で世界へ目を向ける事は大事なのではないかと思う。村上さんの言葉「気に入った本について、思いを同じくする誰かと心ゆくまで語り合えることは、人生のもっとも大きな喜びのひとつである」本当にその通り!

  • キク

    春樹さんへの評論本はあまり読まない。原典を超える批評って、小林秀雄くらいでないと出来ない気がするし「他人のフンドシで相撲をとるって、衛生的によくないよなぁ」とか思ってしまう。ただ、著者が「1Q84」「ねじまき鳥クロニクル」等の英訳を行ったハーバード大教授だったので、手に取った。ハーバードの日本文学科で「なぜ専攻したのか?」と聞くと、95%の学生が「ムラカミを原書で読みたいから」と答えるそうだ。村上作品を同時代に原書で読めて幸運だった。あの文章が母国語でなかったら、僕の能力じゃ原書は無理だった自信があります

  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

    日本文学の翻訳者であるジェイ・ルービン氏の村上春樹との交流や村上文学について、芥川や漱石の翻訳について、著者自身の作品について、明治時代の政府からの検閲、戦後のGHQの検閲、第二次世界大戦中の日系人収容所の等。言葉をおろそかに扱わない真摯な人柄が伝わってくる。

  • kazi

    村上春樹作品の英訳で有名なジェイルービンさんの本です。村上春樹さんに関する裏話的なエピソードが多く書かれていて興味深かった。特に漱石の坑夫を村上春樹さんに紹介した話しのはジェイルービンだったという話しは面白かったです。それって「海辺のカフカ」の成立に影響を与えたってことですよね。マサチューセッツ工科大学での朗読会の話など、村上春樹の米国での受容のされ方がつたわってきました。その他、芥川龍之介作品に関する話や、夏目漱石作品に関する話など、日本文学への深い理解と愛情に満ちた素晴らしい作品でした。

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