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文明崩壊 上巻 滅亡と存続の命運を分けるもの

Jared Diamond

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794214645
ISBN 10 : 4794214642
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史から消滅した社会が辿った道には恐るべき法則が潜んでいた。マヤやイースター島などの事例に破局を内包する構造を読む。「銃・病原菌・鉄」著者による全米ベストセラー、待望の翻訳。

【著者紹介】
ジャレド・ダイアモンド : 1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。前著『銃・病原菌・鉄』(倉骨彰訳、小社刊)はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァー賞を受賞している

楡井浩一 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ

    継続読みしている筆者モノ〜分析手法と言い、題材と言い、客観的かつ冷静な語り口は非常に好み。難解・煽情的な表現が無い事もあり 脳にすとんと来る。分厚いがダレず読み通せたし、下巻への気力もキープ。世界史上の9ポイントを史実を踏まえ 驚くほどの精緻な解説〜アメリカ西部渓谷の盛衰/イースター島などポリネシア諸島滅亡へのプロセス/中南米遺跡から見た崩壊への途/ヴァイキング、グリーンランドが歩んだ中世以降の入植の光と影。山ほどメモを取ったものの逐一レヴューにあげる事は好まないので「充実出来た読書❣」とだけ述べたい

  • tama

    イースター島やマヤ文明、グリーンランドのヴァイキング植民地がなぜ消滅したのか、についての科学的論拠に基づく相当信憑性が高そうな推定。どこでも必ずついて回るのが人口増大−農地拡大−森林破壊−土地浸食−飢餓。今でも同じことが世界中で起こっているのがたまらん。

  • akira

    久しぶりのジャレド・ダイアモンド。 圧倒的な情報量。だが科学的データを元にした考察がその当時の現象を映し出す様は本当におもしろい。 三百以上の巨大石像を作り出す能力があったイースター社会。古代マヤ文明。巨大文明も滅ぶメカニズム。 ふと思い出すと、この2000年代に生きる自分たちも、たかだか数百年程度の文明興隆の最中にいるにすぎないということ。繁栄と崩壊を繰り返してきた世界。我々の崩壊の兆しも見てみぬふりはできまい。 「いつか後世の旅人が、ニューヨークの摩天楼の朽ちゆく姿に見とれる日が来るのだろうか?」

  • keitastyle

    考古学的なもの、ミステリー、詳しく解析しちゃう的な感じがナイス(╹◡╹) 読むの楽しい(╹◡╹)

  • ようはん

    先に読んだ盛本昌広「軍需物資から見た戦国合戦」では戦争における森林資源の大量消費と枯渇を防ぐ為の保全活動が紹介されているが、本書においては森林資源を保全する術を持たず資源の枯渇が日常生活にまで支障をきたすまでに至った末に滅びていった文明の事例がいくつか紹介されている。資源の枯渇だけでなく気候の変化等の要因もあるが、著者は現代文明においても将来起こり得る事であると警鐘を鳴らしておりここ近年の異常気象や環境破壊、コロナウィルス流行等の現状を考えると一人一人が危機感は持たなければならないと感じる。

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