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朽ちていった命 被曝治療83日間の記録 新潮文庫

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Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101295510
ISBN 10 : 4101295514
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2006
Japan

Content Description

1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者を救うべく、83日間にわたる壮絶な闘いがはじまった―。「生命の設計図」である染色体が砕け散り、再生をやめ次第に朽ちていく体。前例なき治療を続ける医療スタッフの苦悩。人知及ばぬ放射線の恐ろしさを改めて問う渾身のドキュメント。

目次 : 被曝 一九九九年九月三〇日/ 邂逅―被曝二日目/ 転院―被曝三日目/ 被曝治療チーム結成―被曝五日目/ 造血幹細胞移植―被曝七日目/ 人工呼吸管理開始―被曝一一日目/ 妹の細胞は…―被曝一八日目/ 次々と起きる放射線障害―被曝二七日目/ 小さな希望―被曝五〇日目/ 被曝五九日目〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    いざ重度の被曝をするとどのようになるのか、医療は何が出来るのかが書かれていた一冊。ぞっとするような病状の進行ぶりに人知を超えたものを感じさせる。

  • ビブリッサ

    知らなくてはいけない。この本でなくても。映像記録、フォーラム、伝聞だって構わない。日本だけでなく、世界中が、だ。東海村核燃料加工施設での臨界事故、被曝者の大内氏が浴びた放射線は、一般の人の年間被曝の許容量の20000倍。最新の医療、施設、機器で治療にあたったのは、東京大学附属病院救急部集中治療室被曝医療専門の精鋭だ。タンクの底で突然始まった青い発光、人間が作り出した嘘っぱちの太陽に焼かれた患者。放射線被曝の凄まじさは、文字を追っているだけなのに四肢が冷え動悸がする。

  • 扉のこちら側

    初読。染色体が砕け散り、再生できずに朽ちていく身体。1999年9月、茨城県東海村での臨海事故で被爆した患者と家族、医療チームのドキュメント。「命の視点に立った対応」。ここまで詳細な記録を公開されたご家族と医療チーム、著者に敬意を。

  • hatayan

    1999年に起きた原子力事故で被曝した従業員の治療記録を医師の視点からまとめたもの。 年間の上限の2万倍の放射線に晒され、当初から「負け戦」とわかっていた治療。被曝したことにより染色体が破壊され、新たな細胞が作られず日を追うごとに身体からは機能が喪失。自分のやっていることが誰の幸せにつながっているのか、治らないとわかっているのにいつまで治療を続けるのか。医師や看護師が葛藤するほど現場は苛酷なものでした。原子力施策が推進されるなか人命は軽視されている。医師の懸念は、2011年の福島で形となってしまいます。

  • kinkin

    わずか1000分の1グラムのウランが核分裂し、高線量の被爆事故が起きた。 その被害者と、命を救おうとする医師、病院のスタッフの記録が書かれたもの。本の厚さはそれほどでもないが、内容はとても濃いもので改めて放射線の恐ろしさを知った。この事故からもう15年になっているが、現在もし同様の事故が発生した時の医療体制がどうなっているのか気になった。 人が完全にコントロール出来ないものを、ずさんな作業や管理されていたことにも驚かされた。尊い人命が失われた教訓を、必ず活かすことが重要だと感じた。

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