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The Makropulos Case (Engkish): Charles Mackerras / Sadler's Wells Theatre, Collier, Dempsey, Herincx, etc.(1964 Monaural)(2CD)

Janacek (1854-1928)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ARIADNE5044
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


ヤナーチェク:『マクロプロス事件』(英語歌唱、1964)
チャールズ・マッケラス&サドラーズ・ウェルズ劇場


チェコ音楽に特別な熱意を示していたマッケラスの生誕100周年を記念するアルバム。アメリカのニューヨークに生まれたマッケラスは、2歳の時に家族と共にオーストラリアへ移住しました。1946年に英国に渡り、その後プラハでヴァーツラヒ・ターリヒに指揮を学ぶ間にチェコ音楽の豊饒さに触れた彼は、イギリスに戻った後にチェコの音楽の熱心な紹介者となり、特にヤナーチェクのオペラの英国初演を次々と手がけた功績は特筆されます。
 ここに収録された『マクロプロス事件』(台本:ヤナーチェク、原作:カレル・チャペクの戯曲「マクロプロス事件」)はイギリス初演時の上演4日目のライヴ。オーストラリア出身のドラマティック・ソプラノ、マリー・コリアーをはじめ、声楽陣が張りのある声で熱演していることが伝わります。英語歌唱では響きやイントネーションがチェコ語と微妙に異なるのはやむをえませんが、ヤナーチェク作品の英国での普及、さらには西欧における普及においてマッケラスの果たした功績は大きく、それを振り返るにふさわしいリリースと言えるでしょう。
 余白には『消えた男の日記』の放送用スタジオ録音を収録。マッケラスは参加していませんが、2人の名歌手による解釈(こちらも英語歌唱)が聴けます。いずれもBBCの放送音源からの復刻。(輸入元情報)

【収録情報】
ヤナーチェク:
● 歌劇『マクロプロス事件』 JW.1/10 全曲(英語歌唱)


 エミリア・マルティ(オペラ歌手):マリー・コリアー(ソプラノ)
 ヴィーテク(弁護士事務所の秘書):スタンリー・ベヴァン(テノール)
 アルバート・グレゴール(訴訟の依頼人):グレゴリー・デンプシー(テノール)
 クリスタ:ジェニー・ヒル(メゾ・ソプラノ)
 コレナティー(弁護士):エリック・シーリング(バス・バリトン)
 プルス(訴訟相手):ライムンド・ヘリンクス(バリトン)、他
 サドラーズ・ウェルズ劇場男声合唱団
 サドラーズ・ウェルズ劇場管弦楽団
 サー・チャールズ・マッケラス
(指揮)

 録音時期:1964年2月21日
 録音場所:ロンドン、サドラーズ・ウェルズ劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ/ロンドン初演公演の4日目)

● 歌曲集『消えた男の日記』 JW.V/12(英語歌唱)

 リチャード・ルイス
(テノール)
 モーリン・フォレスター(コントラルト)
 BBCシンガーズ
 アーネスト・ラッシュ
(ピアノ)

 録音時期:1956年7月3日
 録音場所:BBC第3スタジオ
 録音方式:モノラル(放送録音)
【マッケラス・プロフィール】
2010年7月14日に亡くなられたアラン・チャールズ・マクローリン・マッケラスは、1925年11月17日、オーストラリア人を両親に、アメリカのニューヨーク州に誕生。幼い頃にシドニーに移り、7歳でヴァイオリンを学び、ほどなくフルートの学習も始めます。その後、同地のニュー・サウス・ウェールズ音楽院でオーボエとピアノ、作曲を学びます。同音楽院を卒業したマッケラスは、シドニー交響楽団の首席オーボエ奏者に就任。
 戦後、指揮に興味を持ったマッケラスは1947年にイギリスに渡ってロンドンを生活の拠点とし、同年、クラリネット奏者のジュディ・ウィルキンスと結婚します。そして1年間プラハに留学し、チェコ語も学んで、名指揮者ヴァーツラヒ・ターリヒに指揮を師事、その地で出会ったヤナーチェクの音楽に深く魅了され、研究をすることとなります。
 1948年にイギリスに戻り、サドラーズ・ウェルズ・オペラでヨハン・シュトラウスの『こうもり』で指揮者デビュー。1953年まで同オペラで指揮をおこない、1951年にはヤナーチェクのオペラを初めて英国に紹介し、『カーチャ・カバノヴァー』英国初演で注目を集めます。
 1954年から1956年にかけてはBBCコンサート管弦楽団の首席指揮者を務める一方、当時興り始めた「時代様式演奏」にも関心を示し、1959年、ヘンデルの『王宮の花火の音楽』では大きな話題を呼ぶこととなります。そして1963年には、ショスタコーヴィチの『カテリーナ・イズマイロヴァ』で、コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューするなど、多彩な活動を展開。
 その後、1966年から1970年にかけて、ハンブルク国立歌劇場の第1指揮者を務め、1970年にはサドラーズ・ウェルズ・オペラの音楽監督に就任、同劇場は1974年にイングリッシュ・ナショナル・オペラと改名していますが、マッケラスは1977年まで音楽監督の地位にありました。
 1978年、ヤナーチェク賞、1979年、ナイトの称号を授与され、1979年からBBC交響楽団の首席客演指揮者、1982年、シドニー交響楽団の首席指揮者に就任。
 1986年から1992年まではウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、1992年、スコティッシュ室内管弦楽団の首席客演指揮者、1993年、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とサンフランシスコ・オペラの首席客演指揮者、1996年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を兼務。
 マッケラスは、ヘンデルやモーツァルト、ベートーヴェンなどの演奏に定評があり、ブラームスからマーラー、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチにいたる広範なレパートリーで優れた演奏を聴かせていました。特にヤナーチェクをはじめとするチェコ音楽では、スペシャリストとして世界的な評価を得ており、楽譜の校訂も含めてその普及に大いに貢献、名を残しています。(HMV)

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