このサックス奏者、録音時は70歳頃だったそうです。演奏から感じられるあたたかさ（優しさ）と明るさは、長い人生経験からにじみ出てきたものなのかもしれません。仕事が終わってこの音楽に身を委ねていると、疲れが明日への活力に変わってくるのが感じられます。 　主役はサックス奏者でしょうが、ピアノ、ベース、ドラムスの存在感も伝わってきます。4人のバランスがとても良い作品だと思います。 　jazzを聴き始めてまだ数年ではありますが、ビギナーなりにぜひおすすめしたい作品です。

ポーランドのベテランバリトン、ヴルブレフスキのライヴ盤だが、何はともあれ「So What」を聴こう。このアンジェイ・ヤゴジンスキのピアノソロはジャズ史に残る超絶名演！とにかく興奮、血管ぶち切れます。 ひねったアレンジも良い。

ポーランドのベテランバリトン、ヴルブレフスキが、ヴォイタシクやバロンなどの優秀な若手で結成したスモールビッグバンドもの。自身のオリジナルの他、３曲ゲスト参加のＷ．カロラクやナミスウォフスキ、コメダなどの大物の曲を採り上げている。大らかなアンサンブルは、まさにジャケの広大な風景を思わせる感じ。