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ISBN 10 : 4309419097
Content Description
私はどこへ行きつきたいのだろう。どこまで変りたいのだろう―。処女作のころから作家として立つまでの文壇との闘い、小説を書くことの苦しみと喜び、作家同士の交流から生まれた新しい発見。愛と文学に生きる場所を求め、書きながら迷いの渦から泳ぎのがれ、書きながら生きることの真実を見出した、人生の軌跡!
目次 : 1(処女作のころ/ 私の小説作法/ 女流作家になる条件/ 一期一会/ 蔵の中/ 「才能の山」にちて/ 本とつきあう方法/ 読むこと/ 極楽トンボの記―私小説と私/ なぜ性を書くのか/ 解放されない性のために/ 瑞々しく匂う文章を/ 自分への問い/ 偽紫式部日記/ わが文学の揺籃期)/ 2(河野多恵子の執念/ 押しかけ客/ 一つ屋根の下の文豪/ コレットへの憧れ/ デュラスの魅力/ テレーズ・デケイルウ/ 森田たまさんのこと/ 武田秘伝伝授/ 平林さんの草履/ ある歳月/ 人と小説の間/ 真砂町の先生)/ 3(貝殻の歌/ きものに描く夢/ ゆかた/ 櫛/ 日本のいろ/ 黒い顔/ 華やかなる死―桐竹紋十郎師を偲んで)
【著者紹介】
瀬戸内寂聴 : 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。73年、平泉中尊寺で得度(法名・寂聴。旧名・晴美)。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月9日、逝去。享年99(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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