Product Details
ISBN 10 : 4862852807
Content Description
本書はトマス・アクィナス(1225‐74)の生涯と著作についての詳細で的確な紹介に加え独自の見解を展開した、世界で定評の画期的な概説書である。トマス研究者のみならず中世の思想や歴史など他分野の研究者にとっても、中世思想とその背景を知る上で必携の一書。著者はトマス作品の批判的校訂版であるレオニーナ版の編集経験を生かし、修道士、教師として活動したトマスの多岐にわたる著作を詳細に検討し、著作の背景や執筆年代、さらに正確な内容を分かりやすく説明しつつ貴重な情報を提供する。英、独、伊、西、葡などすでに7か国語に翻訳されており、本書は最新の改訂に基づく決定版である。
目次 : 波乱に富んだ青年時代(1224/25‐45年)/ アルベルトゥス・マグヌスの弟子(1245‐52年)/ パリで教えた最初の年月(1252‐56年)/ 聖書の教師(1256‐59年)/ 托鉢修道会の弁護者/ イタリアへの帰還―『対異教徒大全』/ オルヴィエト滞在(1261‐65年)/ ローマでの年月(1265‐68年)―『神学大全』への着手/ ローマ時代の他の著作/ 新たなパリ滞在―教義上の対決〔ほか〕
【著者紹介】
保井亮人 : 1982年香川県に生まれる。2005年同志社大学文学部文化学科哲学及び倫理学専攻卒業。2007年同大学院修士課程修了。2013年同大学院博士課程修了。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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