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金枝篇ー呪術と宗教の研究 8 スケープゴート

J.g.フレイザー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336044983
ISBN 10 : 4336044988
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界各地の慣習・儀式・風俗をめぐり、呪術と宗教の起源をめぐる壮大な旅。本巻では、地上の生命を悩ますあらゆる災難から信仰者たちを解放する、スケープゴートとしての〈死にゆく神〉を取り上げる。石や棒、動物、人間への災厄の転移、身の回りに遍在する悪魔と様々な厄払い、悪魔祓い、魔女の追放、メキシコの人間供犠と神殺しから、ローマのサトゥルナリア祭と類似の祭典における無礼講と偽の王、キリストの十字架刑まで、 スケープゴートの慣習を神の犠牲へと純化する思考の錬金術。

【目次】
第一章 災厄の転移
 1 非情の無生物への転移
 2 石や棒への転移
 3 動物への転移
 4 人間への転移
 5 ヨーロッパにおける災厄の転移
 6 災厄の釘付け
第二章 悪魔の遍在
第三章 公的な厄払い
 1 一時的な厄払い
 2 定期的な厄払い
第四章 公的なスケープゴート
 1 具現化された厄払い
 2 物を媒介にした一時的な厄払い
 3 物質的媒介による定期的な厄払い
第五章 一般的なスケープゴートについて
第六章 古代ギリシア・ローマにおける人間のスケープゴート
 1 古代ローマにおける人間のスケープゴート
 2 古代ギリシアにおける人間のスケープゴート
第七章 メキシコにおける神殺し
第八章 サトゥルナリア祭と類似の祭典
 1 ローマのサトゥルナリア祭
 2 〈豆の王〉と〈道化者の祭り〉
 3 サトゥルナリア祭と四旬節
 4 古代ギリシアのサトゥルナリア
 5 西アジアのサトゥルナリア祭
 6 結論

註 キリストの十字架刑
原註
余論

第六部解説

事項索引
地名索引
人名索引

【著者紹介】
J・G・フレイザー : 1854年スコットランド、グラスゴーの裕福な家庭に生まれる。グラスゴー大学卒業後、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに進み、民俗学・神話学を修める。1879年同カレッジのフェロー、1907年にはリヴァプール大学の教授となり、イギリス最初の社会人類学の講座を担当。また、パウサニアスなどギリシア・ローマの古典の翻訳・考証研究にも力を注ぐ。1890年に本書初版、1900年に同第2版、1911年に同3版を刊行。古代ローマの金枝の伝説に端を発した研究は、呪術の原理、王の起源、タブー、農耕儀礼、スケープ・ゴート等をめぐる世界各地の習俗・伝説へと広がっていき、人類学のみならず、T・S・エリオットやコンラッドをはじめとする文学や、映画・美術・社会学など様々なジャンルに影響を与えている。1941年没

神成利男 : 1917年秋田県に生まれる。朝鮮総督府鉄道局や大蔵省財務局に勤務。1959年頃から本書の翻訳を始める。1970年退職と同時にアイヌの里二風谷に移住。1991年に死去するまでに本書の翻訳を完成させる

石塚正英 : 1949年新潟県に生まれる。1981年立正大学大学院博士後期課程満期退学。立正大学文学部講師、東京電機大学理工学部教授を経て、NPO法人頸城野郷土資料室理事長。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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