Live At The Boarding House, San Francisco, Ca, July 7th 1976

70年代、イーグルスの ”頭脳” として活躍。また当時の恋人リンダ・ロンシュタットやカーラ・ボノフらに楽曲提供を行なってきた、黄金期のウエストコーストサウンドのキーパーソンにしてロック／ポップス史にその名を残すシンガーソングライター、J.D.サウザー。

1976年の２ndアルバム『Black Rose』リリースに伴うUSツアーから、７月７日サンフランシスコ、ボーディングハウス公演がラジオ放送用ソースを採用した良質音源のライヴ盤で 英Floating World レーベルより登場。

ジョン・デヴィッド・サウザーは、1945年デトロイト生まれのテキサス育ち。60年代後半にLAに移り、当時の西海岸の多くのミュージシャンらと交流を深める。そしてグレン・フライとロングブランチ・ペニーホイッスルを結成し70年アルバムデビュー。72年初のソロ作『John David Souther』を発表。

その後、クリス・ヒルマン、リッチー・フューレイらとサウザー・ヒルマン・フューレイ・バンドを結成し、74年『S.T.』、75年『Trouble in Paradise』とリリースするも解散。76年にはセカンド『Black Rose』を発表。当時恋人だったリンダ・ロンシュタット、デヴィッド・クロスビー、そしてイーグルスの面々らが参加したアルバムは高い評価を受けた。そして79年『You're Only Lonely』が世界的に大ヒットしブレイクを果たす。しかし80年代後半からはソングライターとしての活動が中心となりアルバムからは遠ざかる。そして2008年、25年ぶりの『If The World Was You』で復活。その後は、コンスタントにアルバムも発表しワールドツアーも行っている。