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キャッチャー・イン・ザ・ライ

J D サリンジャー

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560090008
ISBN 10 : 4560090009
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

村上春樹訳 新時代の『ライ麦畑でつかまえて』
さあ、ホールデンの声に耳を澄ませてください。

J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として生まれ変わりました。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、この小説はあなたの中に、いつまでも留まることでしょう。雪が降るように、風がそよぐように、川が流れるように、ホールデン・コールフィールドは魂のひとつのありかとなって、時代を超え、世代を超え、この世界に存在しているのです。さあ、ホールデンの声に(もう一度)耳を澄ませてください。

Customer Reviews

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村上春樹の軽妙な翻訳とあいまって、何度読...

投稿日:2021/07/17 (土)

村上春樹の軽妙な翻訳とあいまって、何度読んでも飽きず、面白くて仕方ない傑作。内田樹先生によれば主人公は統合失調症で、ニューヨークの地獄めぐりをしている間に、狂っていく姿を描いているとか。きてれつな行動はともかくとして、周りの人間がインチキに見えて仕方ないという感覚は、私自身も体験があり、違和感なく、物語に没入することができた。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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 ティーン・エイジの宝物にして、元祖一人...

投稿日:2010/01/03 (日)

 ティーン・エイジの宝物にして、元祖一人語り文学。主人公はさまざまな場所に行ったり行かなかったり、回想したりしなかったり、妹を褒めたり褒めちぎったりした挙句、最後には決まって気を滅入らせるホールデン・コールフィールド少年だ。我々はしょっちゅう気を滅入らせているこの少年に、ナイーブな魂を見るか、十代の自分勝手な傲慢さを見るかのどちらかではないかと思う。 しかしながら彼が自分の夢を語るシーンと、最後の妹のフィービーを見守るシーンはどうしたって忘れることは出来そうにない。 JDサリンジャー、彼は今どうしているんだろうか?

吊り木 さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    大学2年後期の教養英語のテキストがこれだった。それまで、テキストは正当的な(?)英文ばかりだったので、この作品には驚きもし、大いに新鮮でもあった。例えばここには"No kidding"なんていう表現が度々出てくるのだ。原文と対照させていないので、間違っているかもしれないが、村上春樹はこれを、彼のエッセイでよく使う「やれやれ」と訳している。これだとホールデンの若さと攻撃性がいくぶん弱まるように思うが、どうだろうか。全体としては、訳注も付いていて、サリンジャーを感じてもらいたい想いが伝わってくる丁寧な訳だ。

  • 思春期頃に野崎孝さんの訳で読んだのだが、村上春樹さんの新訳版というので読んでみました。読んだ感想としては何故かどれ一つとして響かなかった。それは多分訳者のせいではなく、ただ単に私が歳をとって思春期特有の豊かな感受性がなくなってしまったせいだと思います。現在思春期を迎えている方々にとってはホールデンの言う言葉や考えている事、行動に共感することが出来ると思います。今回読んで思ったのは「ホールデン、君はカウンセリングを受けるべきだと思うよ。実際の話。」って感じでしたwww

  • ケイ

    「大人はわかってくれない」の米国版にも思えるが、こちらはブルジョワの匂いがプンプンする。少し我慢して大人の決めたルールに従えばいいのに、どうしても外れてしまう。反抗しているようで、お金がないと身動きできないお坊ちゃんだ。大人のつもりでも、シスター達を見ると無意識にすがり、飛降り自殺した同級生の事に誰よりも傷つき、そんな子供を受けとめてくれる大人を求めているナイーブな少年なのだ。妹のかたくなな優しさにはこちらも癒される。主人公の語りは、語られる相手によって受け入れ方も変わるだろう。

  • Nobu A

    野崎孝訳に続き村上春樹訳も読了。図書館に前書返却済みなので印象論でしかないが、両書に大きな差は感じない。逆にそれなら何故村上春樹は新訳を上梓したのか。細かい点では確か野崎訳の「電話室」は違和感があったが、本書では「電話ブース」に変更。他方、村上訳の何度も出てくる口癖「あーむ」って何?日本語じゃない。それにスペンサー先生の「腹蔵のないところ」も高校生に使う語彙ではない。懸隔は「オマンコシヨウ」と「ファック・ユー」。初読と言うのが大きいが、個人的には野崎訳の方が楽しめた。差し詰め直訳の野崎訳VS意訳の村上訳。

  • ミュポトワ@猫mode

    村上春樹先生訳のライ麦畑でつかまえて。まさかの年またぎになってしまったが、読了しました。野崎先生訳の時にも言ったけど、これは若い人にこそ読んでもらいたい本なので、歳を重ねた俺が読むと読むスピードが遅くなる。で、訳としてはこちらのほうが優しめ。その分、分量が多くなっている。あと、こっちのほうが気が滅入る回数が少ない。訳としては好みだけど、俺としては野崎先生のほうが好きかなぁって思う。まぁそれは俺が若い時から触れ合ってるのが野崎先生の本だというのが大きいかもしれないが。うまく比較できなくてごめんm(__)m

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