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ISBN 10 : 4802401752
Content Description
反日残虐宣伝「南京大虐殺」のルーツは、
第一次大戦時に英国が仕掛けた「ベルギー大虐殺」にあった
「この一冊の本で、私のドイツ人観は一生歪められてしまった」
陸軍参謀本部嘱託池田徳眞(十五代将軍徳川慶喜の孫)
その斬新かつ強烈な内容から、日本の宣伝機関が対外宣伝の教科書とした
外国のプロパガンダに騙されないためには
残虐宣伝の技法を理解する必要がある。
第一次世界大戦中、英国は反独世論を高めるために、世界中で反独プロパガンダを展開した。本書はその一環であり、英国が日本に向けて送り込んだ反独文書である。全編を通じ、ドイツ軍によるベルギーの女・子供・聖職者等に対する残虐非道の数々が描かれている。この残虐宣伝が大戦の帰趨を決し、ドイツは敗北したとされる。
本書に見られる残虐宣伝の技法は中国国民党の宣伝方針に取り入れられ、「南京大虐殺」が世界に喧伝された。そして世界はそれを信じた。その後も同種の反日残虐宣伝が繰り返し仕掛けられ、日本軍の残虐性は世界に定着することになる。
著者と親交が厚かった民俗学者の柳田国男(当時貴族院書記官長)が、匿名を条件に本書の翻訳を引き受けている。
【著者紹介】
J・W.ロバートソン・スコット : 1866‐1962。英国のジャーナリスト兼作家。農村問題に関する著書でよく知られる。いくつかの雑誌記者を経たのち、農村研究を名目に1915年に来日、1916年3月に駐日英国大使ウィリアム・カニンガム・グリーンの要請で日本向けの反独親英宣伝要員となり、プロパガンダ文書である『日本、英国及世界』、『英語と英国気質の研究』、そして本書の著者となった。英国の資金援助により翌1917年には日英語併記の月刊誌『The New East(新東洋)』(副題:東洋と西洋とにおける思想と自治問題)を創刊。1949年にオックスフォード大学から名誉博士号を取得
ルイ・ラマカース : 1869‐1956。オランダの風刺画家。ドイツ軍のベルギー侵攻後、新聞紙上でベルギーにおけるドイツ軍の残虐行為を生々しく描写し、ドイツ人を野蛮人の如く描いた。作品は、オランダの中立を危険にさらすものとして政府から警告を受ける。その後活動の拠点を英国に移すと、作品展は大盛況となり、新聞に掲載された作品も話題となった。『Raemaekers Cartoons』は18カ国語に翻訳され、世界中に配布された。作品展も世界各国で開催され、その作品は画集、小冊子、ポスター、絵葉書、トレーディングカードとなって大量に流通した。米国でも二千を超える新聞数億部に作品が掲載され、米国における反独世論の形成に多大な影響を与えた。このラマカースの作品の世界的普及は、第一次世界大戦における最大のプロパガンダ活動とされる
和中光次 : 翻訳者
大高未貴 : ジャーナリスト。1969年生まれ。フェリス女学院大学卒業。世界100カ国以上を訪問。チベットのダライラマ14世、台湾の李登輝元総統、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーディル女史、ドルクン・エイサ氏、パレスチナガザ地区ではPLOの故アラファト議長、サウジアラビアのスルタン・ビン・サルマン王子などにインタビューする。またアフガン問題ではタリバン全盛の1998年、カブールに単独潜入し、西側諸国ではじめてアフガン崩壊の予兆を報道(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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