人新世 再入門 その本質を多面的にとらえる

人類の手により地球システムが変容を遂げた危機の時代に、どう向き合うべきか。最も信頼できる著者らが、あらためて地質学的背景から社会的意味まで、系統的かつ包括的にわかりやすく語る。人新世を長大な地球史の流れの中に明快に位置づけた、「文系」「理系」を横断する待望の入門書。

【著者紹介】
ジュリア・アデニー・トーマス : 米国ノートルダム大学歴史学教授。専門は環境史・政治思想史。著書にＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒｉｎｇ　Ｍｏｄｅｒｎｉｔｙ：Ｃｏｎｃｅｐｔ　ｏｆ　Ｎａｔｕｒｅ　ｉｎ　Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｐｏｌｉｔｉｃａｌ　Ｉｄｅｏｌｏｇｙ（２００１年、アメリカ歴史学会ジョン・キング・フェアバンク賞受賞。邦訳は『近代の再構築』２００８年）他がある。国際層序委員会人新世作業部会（ＡＷＧ）第二期メンバー

マーク・ウィリアムズ : 英国レスター大学古生物学教授。専門は古生物学。ＡＷＧ元書記

ヤン・ザラシェヴィクシュ : 英国レスター大学名誉教授。専門は地質学。人新世研究を国際的に牽引する最重要人物の一人。ＡＷＧの初代（２００９‐２０２０）および３代目（２０２４‐）議長

加三千宣 : １９６８年生まれ。現在、愛媛大学沿岸環境科学研究センター教授、博士（理学）。人新世作業部会メンバー（２０２４‐）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）