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このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年 新潮文庫

Jerome David Salinger

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102057056
ISBN 10 : 4102057056
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね――。「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族に宛てて書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた稀少な短編。その死まで続いた長い沈黙の前に、サリンジャーが生への切実な祈りをこめて発表した充実の中短編9編を収録。

【著者紹介】
J D サリンジャー : 1919‐2010。ニューヨーク市生れ。’40年に短編「若者たち」、’50年「エズメに―愛と汚れをこめて」(O・ヘンリー賞)を発表。’51年『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を刊行し、一躍脚光を浴びる。’53年『ナイン・ストーリーズ』刊行の後、ニューハンプシャー州コーニッシュに隠遁した。’65年6月、ニューヨーカー誌に「ハプワース16、1924年」を発表以後、沈黙を守り続けた

金原瑞人 : 1954(昭和29)年岡山県生れ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aika

    『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』こんなにおどけた題名が、取り囲むあまりにも辛い現実から目をそらそうとする精一杯のユーモアであることの哀切で、眼に涙が浮かびました。ホールデンたちの突飛な言動にクスッと笑ったその刹那、侘びしくなって泣けてくる。そんな『キャッチャー』を読んだ時の心をぎゅっと掴まれる感触が、確かにこの短編集にも存在しています。「ハプワース」は、あまりのとめどなさに理解が追いつきませんでした。ノルマンディー上陸作戦に従軍したサリンジャーの心情の、散りばめられた哀しみが、切々と感じられます。

  • 二戸・カルピンチョ

    解説どおり、サプワースは手強かった。本当に手紙として考えてもいいのかしら。

  • Porco

    「ライ麦畑」と「バナナフィッシュ」の彼ら彼女らのサイドストーリー。一応ライ麦畑を読んでから挑戦したため話の筋は理解できるが、話そのものを理解できたかというと30~40%ほど。読みにくく話も理解できないがそれはそれでサリンジャーを読んでる感も正直感じる。

  • coldsurgeon

    50年ぶりにサリンジャーの作品集を読んだ。子供や10代20代の若者を登場人物として描くことが多い作家だが、この作品集は、読んだことはなかった。高齢者の視点からは、はるか昔の感覚を呼び起こすような気分だ。特に最後の短編は、段落そのものが長いこともあり、読みづらかった。しかし、彼の、当時の若者文化の勃興への憧憬を強く感じる作品だった。投げ出すことなく、最後まで読み終えることが出来た。

  • キューカンバー

    まさかと思ったJ.D.サリンジャーの新刊。もう一つの9ストーリーズ。楽しく読了しました。

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