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新装版 マンガ日本の歴史 2 倭の五王と大和王権 中公文庫

Ishinomori Shotaro

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122069442
ISBN 10 : 4122069440
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

宋への朝貢を梃子に「倭の五王」が日本を統合し、前方後円墳という墳墓形式が広まり大嘗の祭が形成されていく。諸豪族を糾合し超越的な権力へと発展した大和王権は、唐からもたらされた仏教が豪族を崇仏派と排仏派とに分かつなか、新たな飛躍に向け選択を迫られる。

目次 : 序章 倭国、朝鮮半島へ/ 第1章 大和王権の登場/ 付章 古墳ものがたり/ 第2章 大王の世紀/ 付章 王権の継承・大嘗の祭/ 間章 越前・三国/ 第3章 吉備の乱/ 第4章 継体王朝と磐井の乱/ 付章 仏教伝来/ 第5章 仏教受容で揺れる王権

【著者紹介】
石ノ森章太郎 : 1938年(昭和13)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本の歴史』全五五巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)など多数。1998年(平成10)1月死去。2008年、ギネス・ワールド・レコーズから「一人の著者によって出版された最多コミックの記録」として世界記録の認定を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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倭の五王から仏教伝来までを概観する第二巻...

投稿日:2021/07/23 (金)

倭の五王から仏教伝来までを概観する第二巻。朝鮮半島に出兵したことで、卑弥呼以来途絶えていた海外との通交と記録が始まった時代、その後の継体朝と仏教伝来と本格的な国造りが進んでいく流れがよくわかった。この時代までは資料の少なさもあってか、まだ多分に想像の翼を羽ばたかせて書いているような感じはありました。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 榊原 香織

    ここら辺は割と謎の時代

  • よっしー

    第二巻、倭の五王と大和王権。本書では王統が万世一系ではなく、畿内とその周辺を基盤とする五つの王統が興亡を繰り返し形成・発展したものであると示している。史料が少ない時代ではあるが、日本発展の基礎となる大変興味深い時代だ。仏教の浸透も当然ではあるが一筋縄ではいかなかったようだ。崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏。長い抗争の末、蘇我氏が優勢となり次第に受容されていったとのこと。日本人の生来の信心深さは古代から培われてきたものであることがよく分かった。

  • totuboy

    そもそも日本の歴史の中で、4世紀から5世紀はほとんど文献資料が存在せず、暗黒の歴史ともいえる。その中で、どのように日本が統一されていったのかを、倭の五王を中心として描く。そもそもその試み自体がチャレンジングなものであり、一読の価値はあると思う。また、大王の権威がどのように高まっていったのかを、祭祀に注目して描いている点も新鮮。

  • Kyohei Matsumoto

    4世紀ごろの日本から、仏教受容まで。最後まで大和に抵抗し続けた吉備(岡山県)ゆ磐井(佐賀県)のことが書いてあって、この時代は争いによって国を大きくしていくことがメインだったのかと思いながら読んだ。大きくて強いものが良いというかなり素朴な考え、古代らしい発想というか。仏教受容も崇仏派の蘇我氏、廃仏派の物部氏といろいろな血を流す争いの元に起きたことも書いてある。朝鮮半島も仏教を広めることに協力的だったようだ。東洋の非常に深遠な哲学体系と言えると思うが、やはり神様というような間違った形で最初は伝わったのだな。

  • Nori

    古事記・日本書紀や中国の文献、古墳群からの知見など、これらから類推される日本という国が形作られていく過程。 古来より人は決して平等ではなかったのだなぁ、と。 力で争う時代がこの後も長く続く訳だが、その変遷を見守ろうと思う。

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