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娼年

Ira Ishida

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087752786
ISBN 10 : 408775278X
Format
Books
Release Date
July/2001
Japan

Product Description

二十歳の大学生リョウは、高級デートクラブで男娼として働き始める。ミステリアスな美しい経営者。夜ごと彼を求める女たち。ある一線を越えたとき、彼が見るものは!? 新鋭が描く性愛の極致。

Content Description

ぼくを、買ってください。リョウ、大学生、男娼。夜ごと誘う恋なきエクスタシー。二十歳の夏の、光と影を描く物語。魂の渇望と性愛の深奥。長編書き下ろし小説。

【著者紹介】
石田衣良 : 1960年東京都生まれ。成蹊大学卒業。広告制作会社勤務後、コピーライターとして活躍。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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性を売る世界にのめり込む大学生。性の話が...

投稿日:2021/06/23 (水)

性を売る世界にのめり込む大学生。性の話が盛りだくさん。共感しきれないのは私がその世界にいないからか。でも美しい文章だとは思う。

ぽん さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nyaoko

    松坂桃李主演と聞いて早速。久しぶりの石田さん。娼婦の世界を描く作品は数あれど、男性の場合はなかなかないような気が。性の仕事って、危険な世界や人が蔓延っていて、読むと陰鬱な気持ちになるけど、主人公領の性格や客層の女性達がしっかりしてて、読みやすくてサラッとした印象。リアルなんだけど、エロいんだけど、不思議にライトっぽい。メグミは嫌い。咲良が好き。さて、続編も、続続編も読まねばなるまい。

  • あつひめ

    舞台で上演されると知り手に取ってみたが。これを舞台でどう演じるのだろう…とビックリしてしまった。娼婦というのは知っていたが、娼夫は知らなかった。ホストとも違うし。性を通して心の闇を砕いていく。女の数だけ欲望の形は違う。正論が正論として通らない世界なのかもしれない。まずは、正論とは何か…とさえ思ってしまうような世界が展開される。さらっと…なのに奥深く描かれているから嫌らしくは感じない。続編も出ているので、登場人物のそれからを読んでみたい。そこでこの世界をもう少し理解できるかもしれない。

  • きさらぎ

    女性やsexがつまらないというリョウは、もっと女性を信じろ、つまらないと見下しているものはもっと素晴らしいものだ、とクラブで働くことを勧められる。綺麗な顔や上手なsexだけでなく、心の繋がり、自分を知って欲しい、喜ばせたいという思い、それに気付いたリョウは、相手に最高の時間を過ごしてもらうために、言葉と身体の気配を読み、瞬発的な対応ができ、どんな年齢の女性も愛しいと思える最高の男になる。でも、苦痛にしか快感を感じないノンセクシュアルなアズマに興味を持ってしまう私はかなり混線してるんだろうな。

  • 扉のこちら側

    初読。人と人との心のつながりとは何なのだろう。リョウとアズマの小指のエピソードにはぞくぞくしてしまった。快感ではなく。

  • よつ葉

    性をさらすことで見えてくる本質。すごく美しかった。自分の本来隠しておきたい部分を、両手で大事に受け取ってくれるリョウ君に温かい気持ちになりました。一線を越えた先に見えるもの、見せてくれるもの。それがその人の原形なんですよね。リョウ君の知りたいことは私の知りたいことでもあった為、完全に感情移入してしました。石田さんの作品、さらさらして好きです。

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