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吉里吉里人 中

Hisashi Inoue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101168173
ISBN 10 : 4101168172
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1985
Japan

Content Description

吉里吉里国の独立に日本国政府は仰天、自衛隊が出動し、国民の眼はテレビに釘付けとなった。防衛同好会が陸と空から不法侵入者を監視する吉里吉里国では、木炭バスを改造した「国会議事堂車」が国内を巡回、人々は吉里吉里語を話し、経済は金本位制にして完全な自給自足体制。独立を認めない日本国政府の妨害に対し、彼らは奇想天外な切札を駆使して次々に難局を切り抜けていく。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てち

    上巻同様、実にくだらなくて面白い。中巻は吉里吉里国を媒介として自衛隊、憲法改正、医療等のあり方が書かれている。娯楽だけではなく、国家が抱えている問題について井上氏の考え方が書かれている作品である。エンタメ性と文学性の両者を兼ね備える傑作である。

  • 優希

    相変わらずくだらないのですが、その中には著者の考えている日本国家が抱えている問題が織り込まれているように思います。エンタメ文学の枠を超えた作品だと感じました。

  • ともくん

    真面目なのだか、巫山戯ているのか分からない物語。 だが、不思議と惹き込まれてしまう。 吉里吉里語が、読みにくいのだが、癖になる。 下巻で、この物語がどういう、結末を迎えるのか非常に楽しみである。

  • いちろく

    国家として日本からの独立を目論む寒村を舞台にしたSF作品。上巻に続き下ネタをはじめとする阿呆なネタの数々で作品全体が緩い。それが、取り扱っているテーマが重厚であるはずなのに、手に取りやすい内容に繋がっている印象。それでも、ネタに依存せず1つの骨太な作品として確立している所が魅力的に映る。これまでの内容で、日本SF大賞をはじめとする数々の賞に選ばれているのも、読者の1人として十二分に納得出来ている。どの様に物語を〆るのか?下巻へ。

  • キジネコ

    「ひょっこりひょうたん島」幼時の記憶。ドンガバチョやトラ髭、ハカセ君達の滑稽な冒険譚を思いだす。若い方には馴染みがないでしょうが回遊する彼の人形劇を楽しんだ一人として、本作をリポートする、頗るつきの俗物古橋某なる作家の与太話に陪席する私は、その「俗物性」を他人様の仕業と存分に笑えなくなってきます。世界の、とりわけ我が日本の存立の矛盾は本作が上梓された40年前から少しも解消されておらず、むしろ同じ轍を踏み外さぬ為体は正しく予言の喜劇。辛辣な風刺に編み込まれた広範な知見、苦い笑いの物語は踊り続けます。下巻へ

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