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さそりたち 中公文庫

Hisashi Inoue

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122070844
ISBN 10 : 4122070848
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

外資系の事務用機械販売会社のトップ・セールスチーム四人組。モットーは、「殺人以外のことはなんでもやる」。飛び込み営業のスタイル、ときに詐欺まがいのテクニックと絶妙の連係で、狙った獲物は逃がさない。「さそり」の異名をとる彼らの破天荒な奮闘を描く、著者異色の連作長篇。

【著者紹介】
井上ひさし : 1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。2010年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Inzaghico

    四谷で会報誌の発送に勤しむ修道女に「自動封入封帯機」を売りつけようとするサソリチームの奮闘ぶり(だいぶ方向は間違っているが)がおかしい「”さそり”最後の事件」の最後のオチときたら。エピローグが、チームのこれからを感じさせて明るくてよい。華々しく負けたチームではあるけれど、もうひと花咲かすことができるのではなかろうか。コンゲームの醍醐味を堪能した。

  • Nobuko

    リメイクバージョン 1978年の作品らしい  嘘つきで犯罪者になるのを恐れて小説家になったという これまた嘘か誠かの井上ひさしが書く詐欺師のお話

  • kousei

    著名な作者だが、コンゲームエンタメジャンルの短編集とは意外だった。ちょっと古くさい題材だが憎めない4人組が詐欺まがいの営業で高額事務機器を売りつける楽しい作品。

  • 読書国の仮住まい

    ボリューム 『七六年三月 データ・センター・システム』『七六年五月 フロントマシン』『七六年八月 情報検索機』『七六年十二月 自動給茶器』『七七年五月 自動封入封帯機』プロローグとエピローグに挟まれた5編の連作長編 世界観 アメリカ資本のワールド・キャッシュ・レジスター・カンパニー・リミテッド。 電算機や事務用機械の売り上げでは日本屈指の会社。 そこの若林文雄リーダーとする四人チームの綽名がさそり。 そんな彼らのセールス日録。 補足事項 騙す方も必死だが、その実全てにおいて結局失敗に終わるというシリーズ。

  • hirayama46

    詐欺すれすれの(あるいは詐欺そのものの)セールスを行うチーム「さそり」を描いた連作短編集。やや時代を感じさせるのは風俗的なものばかりでなく、コンゲーム小説としてもいま読むとだいぶ牧歌的というか、素朴な感覚が強いですね。軽妙な文章の魅力もあり楽しく読めましたが、真面目にと活動しているシスターに毒を仕込むのはやりすぎだった感じがありました。

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