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騙る 文春文庫

Hiroyuki kUrokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167921378
ISBN 10 : 4167921375
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

技術の粋を集めて作ったヴィンテージアロハの精巧な偽物を売り捌く男は、やがて…(「ヒタチヤ ロイヤル」)。素人の蔵から出た重文級の屏風。協力者を仕立て、安く買い叩こうとするが(「栖芳写し」)。古美術業界を舞台に、尽きることのない人間の欲望と騙し合いを描く、著者十八番の傑作美術ミステリー連作集。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に、産廃問題や北朝鮮関連などの社会的テーマを取り込んだ独自の小説世界を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 10$の恋

    さすが美術関係に造詣が深い黒川さん、なんせ奥様が日本画家やし。いろんな贋作詐欺の連作短編がニヤリとさせよる。美術書出版社の佐保っていう男が主役でいかにも胡散臭いんやけど、こいつが絶妙。ちょいちょい出てきてエエ働きをしよる。工芸品、骨董、アンティーク、古書…、こんなもん素人が見ても真贋が分からへん。騙す狸と騙されるアホ。欲の皮が突っ張った人間同士の欲が滑稽やわ。古美術や骨董の世界は怖いな。引っ掛かったヤツは間抜けやけど、すぐさま意趣返しで一太刀浴びせる。会話の妙も相変わらずで、黒川作品は分野が広くて愉快♪

  • 汲平

    美術誌の編集を中心とした美術界の騙し合いを描く連作短編。小気味よい関西弁のマシンガントークによる狐と狸の丁々発止のやり取りが、騙される身にはとんでもないが、傍で見ている読者には小気味よい。

  • コニタン

    美術品と骨董品の黒川博行の得意分野の短編集、面白かった。黒川博行氏の奥様の装画いいね。

  • こけこ

    古美術を通してのだましの手口は、なかなか巧妙で楽しかった。シリーズ3作目だとは知らず。1作目と2作目も読まなくては。改めて、古美術って怖いと思った。

  • アッコ

    古美術等を扱う内容でしたが、私は全くの門外漢でチンプンカンプンでした。ただ、金の猛者集団で詐欺ばかり働く悪党たちが大活躍でした。

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