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暗闇のセレナーデ 角川文庫

Hiroyuki kUrokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041123492
ISBN 10 : 4041123496
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

有名彫刻家・加川昌の許に嫁いだ姉の雅子。彼女の暮らす豪邸を訪れた美大生の美和と友人の冴子は、ガスが充満したアトリエに倒れている瀕死の雅子を発見する。なんとか外に運び出すも、その後アトリエはなぜか密室状態となり…。自殺未遂か殺人かすらはっきりしない状況の中、行方不明となった義兄の犯行を疑う美和と冴子の女子大生コンビは独自の調査を開始する!予想外の展開と真相が待ち受ける、本格美術ミステリ。

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年『二度のお別れ』でサントリーミステリー大賞佳作。86年に『キャッツアイころがった』でサントリーミステリー大賞を受賞。96年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で直木賞を受賞。20年、第24回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 修一朗

    黒川さんの初期作品,今回は美大生バディもの。課題に追われて忙しい大学生活だけれども就職を目指す人は誰もいないっていう美大生のリアルな描写は元専門家の黒川さんならではだ。狭い彫刻界の実態や彫刻の制作過程とかを緻密に描いてそこに本格ミステリーの手口をぎゅっと詰め込んでます。これは黒川さんでないと無理よっていう充実ぶり。美大生探偵さんだけども黒川セリフはいつもどおりたっぷり,堪能しました。

  • あすなろ

    時折入りたくなる黒川ワールド。それはフイにいつもやってくるのでいつも一冊は実は積む様に心掛けている苦笑。今回は黒川氏初期のミステリ色濃い作品であるとの事。確かに、なかなか凝ったミステリ要素がある。それに絡むこれまた黒川氏らしい二人組の登場人物の出し方・掛け合いと、美術エッセンスと警察エッセンスや車のチョイスである。ただ本作は美大生二人組というのがチト違うテイスト。でも、関西コテコテ。85年の作品らしさも濃厚な作品であるが、良いストレス発散と今回もなったのである。

  • keiトモニ

    “本格美術ミステリ”だと。大阪府警黒マメコンビを彷彿とさせる京都府立美術大学生池内冴子と藤井美和が刑事顔負けの捜査で活躍。二人の会話もまるで黒マメコンビ。冴子“私、小さい頃の遊びを思い出した…裏山に近所の子と小さなお家を作るの、そこでおままごとや…”美和が”お医者さんごっこしたり、冴子にも幼気な少女時代があったんやね“とは何たる言い草と、冴子はムッとするが然程でもなく、成程と笑いを誘う。その冴子たち彫刻科の学生に束縛を意味する就職観念はなく、どれ程貧乏でも制作だけは続けたいと見上げた心がけ。それいつまで?

  • 10$の恋

    自殺偽装、密室、容疑者は有名彫刻家 、被害者はなんと妻…から始まるミステリ。よく練られた謎解きは、女子大生二人が解明に奮闘する。それにしても関西弁の会話の楽しさよ♪黒川博行節が炸裂。もちろん、刑事も頑張って動く(こっちの会話もオモロい)。消息を絶った容疑者、捜査を進めていくと事態は二転三転と転がりよる。日本彫刻界の覇権と遺恨を絡めたウルトラ犯罪、真相にたどり着くのは果たして女子大生コンビか刑事か。黒川氏のあとがきがこれまたお茶目。1985年に執筆した謎解き小説の文庫化やけど、生き生きして古さは感じへんで。

  • くろにゃんこ

    テレビ小説の原作として・・・というのに納得。女子大生二人が事件の真相を追ってはいるが、刑事も含めて主役的に気になる人がいなかった。怪しい人は最初からいたので、わりと淡々とした推理ものでした。あとがきの奥様とのやりとりが微笑ましい(^^)

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