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文福茶釜 徳間文庫

Hiroyuki kUrokawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198950484
ISBN 10 : 4198950482
Format
Books
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

美術雑誌の編集者、佐保のもとに、恰好のもうけ話が転がり込んだ。亡くなったオーナー社長が趣味にあかせてコレクションした日本画、洋画、水墨画総額2億円超の美術品を、内密に換金したいというのだ。佐保は裏金作りの片棒担ぎに加えて、もう一稼ぎを目論んだ。それら重要美術品の「贋作」をこしらえて売りさばけば‥‥。冒頭作「山居静観」をはじめ骨董、美術品の息を呑む売買の裏表と、驚愕の贋作作りの手管の数々がちりばめられた古美術ミステリーの傑作連作集5篇!

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年愛媛県今治市生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師をへて、1983年『二度のお別れ』で第1回サントリーミステリー大賞佳作を受賞。1986年『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞、1996年「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年『破門』で第151回直木賞を受賞。2020年第24回日本ミステリー文学大賞を受賞。2024年『悪逆』で第58回吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yuuguren

    絵画・彫刻・焼物など骨董にからむ短編が5編。どれも贋物をキーワードに一儲けたくらむ男たちの悪戦苦闘が描かれており、古美術に関してはなんでも鑑定団を見るのみで全く知見がなかったがとても面白かった。特に狡すっからい小悪党が出てきた時の人物描写にはニヤリとしてしまう。

  • 流石全次郎

    骨董・美術品の譲渡や売買を巡るかけひきを描いた連作短編5話。軽快なテンポと描写で騙しだまされの物語は著者ならでは。素人の私にはまったくわかならい世界ですが、どこまで実在してどこまで物語なのかわからないのも面白かったです。

  • ラスカルタケ

    短編集ですので、登場人物を確認せす読めました。

  • Hideo

    弱小美術出版社に勤める佐保が夢見るのは一攫千金。だましだまされの骨董世界の裏を描くミステリ連作。美術関係の専門用語はなかなか難しいものの、その辺りは軽く受け流しても、主に贋作の駆け引きを中心に、儲けを企む小悪人の多いこと...。ギャラリーとか骨董、道具屋の世界って実際、こんなにドロドロしてたら怖いなぁ...。

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