Books

青春の門 第八部 風雲篇 講談社文庫

Hiroyuki Itsuki

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062934862
ISBN 10 : 4062934868
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan

Content Description

故郷の筑豊を離れ、上京してから七年。葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。傑作長編・第八部。

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年福岡県生まれ。戦後朝鮮半島から引き揚げる。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。1966年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、1967年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、1976年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。1981年から龍谷大学の聴講生となり仏教史を学ぶ。ニューヨークで発売された『TARIKI』は2001年に「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門銅賞)に選ばれた。また2002年に第50回菊池寛賞、2009年にNHK放送文化賞、2010年に長編小説『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
青春時代に『青春の門』を夢中になって読ん...

投稿日:2021/02/25 (木)

青春時代に『青春の門』を夢中になって読んだ世代です。映画も見ました。ドラマも見ました。何年ぶりだろうが、終わりの方はうろ覚えだろうが買わずにはいられませんでした。間違いなく完結まで買いますので五木先生どうか書き遂げてください。よろしくお願いします。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KEI

    冒頭まだシベリア行ってないんかいとなったが、途中より海外が舞台となる。第1部刊行当時20代だった方はすでに鬼籍に入っている人もいるのではないかぐらいの息の長さ。私も福岡に行った時に筑豊に行くぐらい思いれがある(なぜか?)大河ロマン。今巻は青春というよりか、国際謀略がメインだが、主人公の無軌道さが、青春を表している。作者の年齢から完結しないんじゃないかと思うがそれも青春なのさとなりそうな感じ。賛否ある展開ですが、面白く読まさせていただきました。

  • aloha0307

    北方領土問題の本質が見てとれる。ソ連🇷🇺も日本も表向き対立しているように見えながら、大国の既得権益を守るためにいつも取引をし、協力している(現状を追認)。さらには、モスクワとシベリアの対立もある🖌️

  • つちのこ

    第九部を読み終えレビューをアップしてから、八部の登録忘れに気づく。 講談社文庫版 2017.2.10読了

  • ちゃま坊

    舞台は1960年代。信介たちが密入国したソ連の体制は一枚岩ではなかった。そこにはシベリアに強制連行されたウクライナ人やアジア系ソ連人の兵士に不満の声が広がっていた。それは極東シベリア独立運動につながろうとしている。この小説が書かれたのはソ連崩壊後の1993年で、読んでいる自分はウクライナ侵攻の2022年にいる。振り返るとソ連の内部の問題はずっと昔から尾を引いているような気がする。信介の女性遍歴は毎回同じパターンで、いつも女が誘い男が受け身。織江の心情を思うと襟子やアニョータの存在は面白くない。

  • でんちゅう

    五木寛之さんと言えば「青春の門」。風雲篇は読んでないことに気づき、読み終えた。物語はロシアに飛んで、信介の冒険談が手に汗握る展開だ。筆者の筆さばきに翻弄される。常に新しい気持ちで読めて、感性の素晴らしさ、人間の心意気がストレートに伝わってくる。ページをめくるのが楽しくて仕方ない。登場人物は生き生きとしていて、青春の輝きは失われない。老いてもなお、心は若い!五木大先生!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items