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回想のすすめ 中公新書ラクレ

Hiroyuki Itsuki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121506955
ISBN 10 : 4121506952
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。年齢を重ねれば重ねるほど、思い出が増えていく。記憶という資産は減ることはない。齢を重ねた人ほど自分の頭の中に無尽蔵の資産があり、その資産をもとに無限の空想、回想の荒野のなかに身を浸すことができる。これは人生においてとても豊かな時間なのではないだろうか。最近しきりに思うのだ。回想ほど贅沢なものはない。

目次 : 第1章 回想の力を信じて/ 第2章 回想の森をめぐって(歴史とは時代の回想である/ 過去を回想するのは高齢者の特権/ 思い出が「見えない歴史」を作る ほか)/ 第3章 回想・一期一会の人びと(抄)(ミック・ジャガー/ キース・リチャーズ/ モハメド・アリ ほか)/ 第4章 薄れゆく記憶(記憶の曖昧さについて/ アルバムを持っていない/ 五歳かそこらまでしかさかのぼれない―記憶 ほか)

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり、47年に引き揚げる。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。また英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年菊池寛賞を受賞。10年に刊行された『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞。『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ、2017年)は30万部の大ベストセラーとなり、孤独ブームを生み出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん

    どうしてこの本を読んでるのだろう?手に取る本の傾向も変わってしまったかな?五木寛之さんと言えば、『青春の門』以来だ。読むなら『百寺巡礼』だろうなどと自問しながら読んだ。五木さんは当年とって89歳。年寄りは先は無いが、膨大な過去の蓄積、記憶の海があり、それは回想の海だ。過去の思い出に浸るだけでなく、回想に積極的な意味を見出そうとしている。私も年寄りだが、五木さんほどではない。過去ばかり見てるわけにはいかない。未来の心配もしなきゃいけない。そう言いながらも、ついつい自分も回想にふけってしまう。⇒

  • 団塊シニア

    つらいときはもっとつらかった日々のことを回想する、そしてあの時にくらべればと追い込まれたときに思うことができるのはありがたいことだと言う作者の言葉、私自身そういう思いで生きてきただけにまさに府に落ちる言葉だった。

  • 乱読家 護る会支持!

    ●人生後半の生き甲斐は、明日を夢見るのではなく、昨日を振り返ることだ。 ●不安な時代にあっても変わらない資産は、人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。 ●回想は生きる力につながる。 ●回想は、トレーニングをしないと錆び付いてしまう。 ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、モハメド・アリ、フランソワーズ・サガン、川端康成、、、五木寛之さんが、一期一会の回想にふける本。

  • よし

    「 一冊の本は回想の依り代のようなものだ。一行の文章から次々に過去の出来事が浮かび上がってくるのである。ページをめくるのも忘れてそんな古い記憶に思う存分ひたるのもいい。」「 未来だけが人生ではない。過去もまた自分の人生だ。明日を夢見ることと同様に、昨日を振り返ることが重要なのである」「 物にまつわる記憶は捨てがたい財産である」「 つらいことがあったのに、何とかクリアして今日までやって来られてたのだから、幸運だったな、とつらい記憶を思い返す道もある」「回想の力」という心のトレーニングを積んでいこうと思った。

  • takao

    ふむ

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