Books

黒と白のあいだで 翔の四季 秋

Hiroshi Saito

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065287705
ISBN 10 : 4065287707
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小学生の翔は、あるとき、スポーツカーを見たあとで、その音が何十秒かずれてきこえることに気がつく。近所で起きた不審火、学校でのレアカード盗難事件…。翔は、友だちの涼とともに、「世界は見えたままでも、きこえたままでもない」可能性について、思いをめぐらせるようになる。

【著者紹介】
斉藤洋 : 東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞

いとうあつき : 1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Roko

    世界で起こっていることは、見えたままじゃないし、聞こえたままでもない。同じことを体験しても、それをどう感じるのかは人によって違う。自分は黒と思っても別の人にとっては白かもしれない。そういうことを6年生で気づける翔と涼は、物事をよく考えている子たちなのでしょうね。先生だろうが、親だろうが、友達だろうが、自分と全く同じ価値観の人なんていないのだから、それを無理やり同じにしようとするのではなく、「人それぞれ」って理解するのって、とても大事なことなんだなって思うのです。

  • 杏子

    翔の四季、続編で秋。黒と白のあいだで、ってそういうこと。「正しさ」も人によってはいろいろだ、ということ。なかなか深い物語で、主人公は小学生だけど、ちょっと難しい。少なくとも私の勤務校の児童はまず手に取らないのでは?物音がずれて聞こえてくる、ということに気づいた主人公が、それはなぜなのか?追及することもなく、ただの現象として受け止めていること、斉藤さんらしい話だと思った。私は好きだけれどね!冬、春の刊行が待たれるところ!楽しみ!

  • ぱせり

    見えたまま、きこえたままじゃないなら、正義ってなんだろう。翔の目線でゆっくりと進む物語は、途中で、さまざまな問いを読者に投げかける。答えは一通りではないから、考える。前回同様、まるで端役のように登場する動物が大きな役割を果たしている。偏った正義を責めることもせず、もくもくと生きる小さき者たちの代表のよう。

  • lovemys

    この話はどうだろうか。テーマになっているように、人により正義は違うから、私はこれを読んでモヤモヤしました。このモヤモヤを起こすことが目的なのかもしれないとも思ったり。色々と違和感がある物語だった。

  • 遠い日

    「翔の四季」シリーズ。秋編。俄然おもしろくなってきた。タイトルにびしっと沿うテーマがストレートに伝わってくる。翔の変わった能力が明かされ、それがある事件の解決に繋がっていく。音と聞こえるタイミングのずれ。そして、わたしたちが自分にとっての正義(正しさ)をどう位置付けるか?押し付けであってはならない。なかなか難しい判断を迫られるが、正義の名の下に後出しジャンケンのような批難をすべきではないという父親のことばは厳しくも正鵠を射るものであると感じました。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items