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日常のフローチャート Daily Flowchart

Hiroshi Mori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584140017
ISBN 10 : 4584140014
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

森博嗣さんの前著『静かに生きて考える』、前々著『道なき未知』に続く、人生を豊かにする思考のツール&メソッド≠教えてくれる珠玉のエッセィ集第3弾。
作家森博嗣さんの日常はまさに工作する哲学者=B「ミクロ思考」と「マクロ思考」の往復運動から導き出された「人生とは何か」「人間とは何か」が面白い!本書を読めば、あなたの日常は180度変わる!

【著者紹介】
森博嗣 : 1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をするかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回「メフィスト賞」を受賞し、衝撃の作家デビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • レモングラス

    森博嗣さんのエッセイは心によく効く。「無関係なことを考えてみよう」の章では発想や思いつきの手法について述べられている。発想をする方法というものはなく、考えれば思いつく、というわけにはいかない。こうだろうなと考えてしまう方法ではなく、逆方向へ考えてみる。逆とは何か、関係のあるものから離脱し、無関係なものを考える、という方向性。なんとなくわかる気がします。人間の思考は、だいたいの方向性が決まっていて一連の流れから外れにくく、考えているようでも狭い範囲でしか思考は進まない。瞬時に無関係なものへ頭を切り換える。

  • tamami

    以前にも書いたけれども、この作家さんのいわゆる小説はほとんど読まずに、エッセイ本を中心に彼のユニーク(私からすれば)な生活スタイルや、これもかなりへそ曲がり(あくまで私からすれば)な思想信条を楽しませてもらっている。理科系の研究者として一家をなし、小説家としてもかなりな成功を収めた(私からすれば)著者の、工学系技術者としての遊び心を縦横に発揮した生活は、感嘆に値するものでもあり、真似はできない。ただ著者が若い頃から壊れた機械類を集め、修理に心血を注ぐ姿は、対象こそ違え多くのマニアに共通するものではないか。

  • けんとまん1007

    そうそう、そうですよね〜と同感することしきり。ここに、自分と同じようなことを感じている人がいるんだという気持ちになる。もちろん、そのレベルはかなり違ってはいるが、こころの栄養になる。今の時代を受け入れ、そこから、少し先のこと、ずっと先のことに思いを馳せる。何気なく使っている言葉を再考するには、とてもよい1冊。その中で「無事」の2文字が、何故か、頭に残っている。奥行きのある言葉だと思える自分がいる。

  • minami

    毎日、少しずつ起き抜けに読み進めた。自分の関わるいろいろなコミュニティでの人間関係によく悩んでいるので、この森先生のエッセイが沁みる沁みる。一番刺さったのはが、「無事」を重ねることが、人生の成功である。そうだ、あまりクヨクヨ考え過ぎずに一つずつやっていくしかないんだな、と基本に戻った感じ。ご本人はもう小説は執筆せず、趣味の工作と言っても敷地に庭園鉄道を走らせるほど。日々、敷地内の手入れをしながら社会の出来事を広く考察される。だからと言ってそれをこうすべきと押し付けてこないところが逆に私には素直に響くのだ。

  • 練りようかん

    日常と思考の定点観測エッセイ。体調や仕事量に変化があり、各タイトルも物凄くらしさを感じるものとそうでないものがあり、全体に平坦ではないぼこぼことした印象を抱いたのが面白い。シリーズ3弾目ゆえ動きをつけたのかなと想像。日本という国や人間の傾向、エネルギー問題やAIの技術進歩に言及し鋭い指摘を放つおなじみの内容で、特に興味深かったのは献金と政治家の指標、言葉の意味が逆転した「〜すぎる」だ。どちらも発展がよいものなのか?と問題意識の喚起が大きく残った。そしてベスト写真は4メートルの高さにある紫陽花。神々しい。

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