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スカイ・クロラ

Hiroshi Mori

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122044289
ISBN 10 : 4122044286
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan

Product Description

僕は戦闘機のパイロット。
飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガーも食べる。
戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。

Content Description

僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。

【著者紹介】
森博嗣 : 1957年愛知県生まれ。工学博士。国立N大学工学部建築学科助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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映画の原作になった一冊。シリーズものなの...

投稿日:2021/04/19 (月)

映画の原作になった一冊。シリーズものなので、導入として読んでみる価値あり。戦争がショーになった世界という不思議だけれども突飛しすぎない世界感。少し悲しく考えさせられる。

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説明されない用語がどんどん紐解かれていく...

投稿日:2012/10/17 (水)

説明されない用語がどんどん紐解かれていくので気持ち良く読めた。最後は悲しいけれどすっきりとした読後感。シリーズらしいので他の作品もぜひ読みたい。

ameg さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    独特の浮遊感を持ちながら進むが飛行機に乗って空を飛ぶと澄み渡る空の青さと雲の白さとそして眩しい太陽の日差しの下で自由闊達に躍動する飛行機たちの姿と主人公たちが機体と一体になって空を飛ぶ描写が瑞々しく色鮮やかに浮かび上がる。空中戦ではコンマ秒単位の時間と空間把握能力とが研ぎ澄まされた皮膚感覚を通じて語られる。それはなんとも美しいオペラを奏でているようだ。地面から5センチほど宙に浮いたような感覚で読み進めた本書だったが、最後になってどうにかその世界へと着陸することが叶った。これぞ森氏が開いた新たな物語世界。

  • kishikan

    森自身が気に入っている一作というスカイクロラ。確かに、小説としては深い内容を持つような気がする。村上春樹に相通じるところもある。しかし、個人的には、S&M、Vシリーズのようなミステリーそして、学者・研究者としての考え方がどこかに登場するシリアスな森作品の方がエンタテイメントとしては好きだ。でも、これって・・・・じわーっときて、泣けるよね・・・。それに、アニメ映画も良いよなぁ。

  • jam

    久しぶりにシリーズ再読。思春期のまま永遠を生きるキルドレ。彼ら(彼女ら)は戦闘機を操り空でダンスを踊る。舞う時だけが生であり、死は希いでさえある。読むたびに思うのは、キルドレという存在が象徴するものの儚さ。大人になる瞬きのような時間、刹那の美しさと危うさ。だから、彼らは少年(少女)の姿なのだろう。人は、この汚れた地上に生きる。かつて、天空にある穢れのない何かを求め、誰もが通り過ぎてきた場所は無い。永遠と一瞬にどれほどの違いがあるのか。喪われたものだけが、永遠をとどめ美しい。しかし、ただ、それだけだ。

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    実に久しぶりの森博嗣。しかもミステリ以外で彼の小説を読むのは初めてだ。主人公のカンナミはパイロット。戦場に出て、敵を殺すのが彼の仕事。必要最低限どころか必要な情報でさえもすっぱり切りとった作品。時代背景も、何故戦争が行われているのかも一切語られずに話は進む。ただ、これによって「今」というものがクローズアップされている。ほんの少しの過去と果てしない未来を持つ彼ら。永遠の命を持つキルドレ。彼らはどこに行くのだろうか?★★★+

  • ぺぱごじら

    霧がかかったような雰囲気。或いは見えている物体・人がなぜか透き通ってその向こうが見えるような感覚。相反するようなイメージがなぜか心地よいバランスでこの物語の中に存在する。キルドレ?宗教団体?会社?説明されず「既にあるもの」として扱われる言葉の数々。突然訪れる「永遠の生」の終わり。霧の深い道を淡々と歩くように読み進めるこの自分の目とページをめくる手だけがリアルなのかな、と感じるほどの浮遊感・・・うーんいや孤独感かな。まだ物語は始まったばかり。ただ『次を読みたい』という心だけが本物。

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