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荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟 集英社新書

Hirohiko Araki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087206890
ISBN 10 : 4087206890
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

「映画にはサスペンスが必要だ」と豪語する荒木飛呂彦が、イーストウッド作品から青春・恋愛モノまで、あらゆる作品に潜むサスペンス性とその掟を明らかにする、全くユニークな映画論。

アクション映画、恋愛映画、アニメ…取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」が潜んでいる。本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンターテイメント論である。『ジョジョの奇妙な冒険』を描かせたとも言える、荒木飛呂彦独特の創作術とは?映画の大胆な分析を通じて、その秘密が明らかに。

【著者紹介】
荒木飛呂彦 : 1960年、宮城県仙台市生まれ。東北学院榴ヶ岡高等学校卒業後、仙台デザイン専門学校卒業。80年に『武装ポーカー』で「少年ジャンプ」デビュー。近年はGUCCIとのコラボレーションなど、さらに幅を広げて精力的な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • コットン

    映画を見る時のこだわりの荒木先生の方程式→≪映画の面白さ=サスペンス要素≫が良くわかる。そして、細部にも気を配って見られている。

  • 海猫

    前著がホラー映画論で今回は広い意味でのサスペンス映画論といったところ。わりと見ている映画作品が多いので頷けるとこ多し。また見ていない作品でも語り方が上手いので面白そう。エロティックサスペンスに関してはあまり見ないしどれが良い映画がなかなかわからないのでたいへん参考になった。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    序盤の荒木先生が『96時間』シリーズが好きだという言にこう思った。「ジョジョ第6部の徐倫ちゃんへの承太郎氏は不器用(だがまだ子からの愛情は喪う前)だが次第に泣かせに来るお父さん像と合致するじゃないか!」と。ジョジョシリーズの魅せ方に映画(デ・パルマ作品、『ジョーズ』、イーストウッド作品など)の影あり。「恋愛映画も視点を変えればサスペンス」、「”ただ、感動してハイ終わり=良い映画”ではない」、「ホラーや遣る瀬無い映画を何故、観るか」には大いに首肯するしかない。そしてあゝ、また、観たい映画が増えていく・・・。

  • なる

    マンガ家として自己表現に研究を重ねて行く途上で、サスペンスの映画にそのヒントを見出した著者による映画論。「偏愛」とは名づけられているものの実際にはかなり冷静に作品分析をしていて、それを自分の作品に丁寧に昇華している辺り、盲目的すぎない愛が示される。挙げられる作品も見事に年代がばらけていて、しかも「サスペンス映画」のジャンルに限らない。どんでん返しに至るまでのアイテムの配置、恐怖を煽る演出、場面転換の絶妙さといった方法論をしっかりと吸収している。むしろ表現者へ向けての手引き書といってもいいかもしれない。

  • Y2K☮

    「よい物語にはサスペンスがある」「よいサスペンスが満たす五つの条件」など、創作を志す人なら垂涎ものの映画論。男泣き、プロフェッショナル、損得を超えた価値観、リアルとファンタジーの均衡、視点の交代、天候と食事の使い方、見えそうで見えない・・・自分の言葉で掘り下げる分析の説得力。やはり著者は努力の人だ。「ヒート」と「ボーン・アイデンティティ」は絶対見よう。「ノーカントリー」が取り上げられてなかったのが意外。アントン・シガー、荒木さんの好きそうなキャラなのに。あれ原作がマッカーシーなのか。知らなかった。読もう。

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