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妖怪アパ-トの幽雅な日常 1

Hinowa Kouzuki

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062120661
ISBN 10 : 4062120666
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2003
Japan

Content Description

夕士が高校入学と同時に始めた憧れの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情あふれる「住人たち」が暮らしていた…。〈受賞情報〉産経児童出版文化賞フジテレビ賞(第51回)

【著者紹介】
香月日輪 : 和歌山県生まれ。大阪府在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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児童書なので子供は勿論、キャラクターが魅...

投稿日:2021/04/11 (日)

児童書なので子供は勿論、キャラクターが魅力的だから大人も楽しめる作品です。妖怪アパートの幽雅な日常シリーズの主人公は稲葉 夕士、幼いころに両親を事故でなくした苦労人。そんな彼が高校入学と同時に親戚の家を出て、下宿生活をするんですが、その下宿先は妖怪アパートです。住居人は人だけではなく、妖怪もいて賄い担当のるり子さんは手のみの幽霊だったりします。設定だけ見るとシリアス、おどろおどろしい感じがあるかもしれませんが、実際はアットホームな下宿所なのがスゴイ。そして夕士の親友長谷泉貴は容姿端麗、頭脳明晰、家はお金持ちと環境が対局なのがそれぞれの個性や性格を際立たせていると言えるでしょう。2人とも不通はそんな環境だったら性格歪んじゃうよねと思うのに、そんな所が全然ないんです。あと別々の高校に進学したけどいい関係を続けていて、セットで見ていて微笑ましくなる2人です。それと子供の幽霊のクリと犬の幽霊のシロを入れて完全に家族みたいですよね。またメッセージ性のある言葉やシリアスな展開もあり、しっかりと読ませてくれるシリーズです。

イック さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    全10巻をこれからぼつぼつ読もうと思います。最初の話でこれだけ濃い内容だと、あとがちょっと心配(?)。夕士がアパートに正式に落ち着くまでの、シリーズとしての第1章をみごとに読ませてもらえました。人間生活の日常がドラマチックだということが、妖怪の側から見ると、みごとに明からさまに見えるものなんですねえ。

  • kishikan

    香月日輪(こうづきひのわ)、ひょんなことからこの本を知り、初めて彼の作品を読む。面白い!対象は中・高校生向け?そんなの良いんだよ。エンタテイメントだもの。これね、人(人も幽霊や妖怪)それぞれ違う価値観を持っているていう、教訓じみたところもあるのだけれど、それが学生向けってことなのかしら。でもそれだけじゃないんだよ。夢枕獏の陰陽師のようでもあり、どこかホラー的でもあり、ばかばかしくもある。それでいて軽いノリ。そこら辺がこういったライトノベルの良いところですね。

  • mikea

    読メで評判を聞いて、読みたかった本!!面白かったです。読みやすくて、一気読み。同じ価値観の中にいるとダメになる」っていう長谷の言葉にも共感。違う価値観の人とコミュニケーションをとって初めて自分を客観的に見れる・・・なるほど〜!!自分と違う意見を聞いて、受け入れる心を持ちたいです。シリーズ読みます!!るり子さんのご飯が美味しそうでした!!!

  • masa@レビューお休み中

    いきなり殴り合いのシーンから始まり、なにやら昭和の青春ドラマ的な雰囲気に驚きつつも、ちょっと懐かしいと思わせるこの雰囲気がいい。舞台となるアパートも大正ロマン風の味のある建物だし、まかない付きというのも、今風ではなくていい。そして、このアパート『寿荘』には妖怪が住みついている。それも、一匹、二匹の話ではなく、数え切れないほど無数にいるのだ。いやいや、こんなところ住めないよと思ってしまうけど、主人公の夕士をはじめ、何人もの人間が、ここで妖怪たちと寝食を共にしている。読んでいると、ここに住みたくなりますよ。

  • Aya Murakami

    地元市立図書館の職場体験実習性おすすめ本。 この作品にでてくる妖怪たちはなんだか心優しい存在で暗闇なんかが棲み処な模様。なんだか町での就活に疲れて故郷(田舎)に戻ってきたときの夜の闇と静寂に心休まった記憶がよみがえります。 心優しいだけでなく児童虐待の話や非行少年のエピソードも…。主人公の男の子は虐待する母にも愛はあるだろうとささやかな希望を抱いているようですがそれは若さ故の甘さだと…。

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