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永遠の故郷-夕映

Hidekazu Yoshida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087713886
ISBN 10 : 4087713881
Format
Books
Release Date
January/2011
Japan

Content Description

「絶望的なまでに懐かしい」シューベルトの歌曲の魅力。歌が生まれ戻っていくところを、5年にわたり考察し続けた著者が97歳にして到達した境地とは。不世出の批評家による歌曲の考察、ついに完結。

【著者紹介】
吉田秀和 : 1913年9月23日、東京日本橋生れ。東京大学仏文科卒。現在、水戸芸術館館長。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、「わが国における音楽批評の確立」で90年度朝日賞、『マネの肖像』で92年度読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    四部作の最後はかなりドイツリートについての話が収められています。ハイネやシューマンの歌曲あるいはシューベルトの歌曲そして最後には私もよくドイツ語で練習した菩提樹について書かれています。この四部作は今後私が何度も読み返していく本の1冊になりそうです。またこれに関連した歌曲が収められているCD版もこれから聞いていこうと思います。

  • Hepatica nobilis

    4部作の最後は「夕映」。著者の音楽遍歴の深奥部であろうドイツ・リート。ベートーヴェン、シューマン、シューベルト(変化球でラヴェルも)。シューマン、シューベルトについては音楽の方も少し馴染みあるので興味深く読み、こんなことがあったのかと感心する。音楽を聴くのでなく読むのもよいものだと吉田秀和の文章に触れるとそのように思う。『魔の山』の最後、ハンス・カストルプが『菩提樹』の一節を口ずさむ場面が引用されて、これで終わりかとため息が出る。自在に好きな音楽のことを綴った稀代の音楽評論家の、さりげない幕切れだった。

  • Gotoran

    『永遠の故郷』4部作の最終巻が本書(夕映)。ベートーベンの「Ich liebe dich」、「遥かなる恋人によす」から始まり、シューマン、ラベル「博物誌」を経て、大半がシューベルトの歌曲(「冬の旅」、「白鳥の歌」、他)、最終章は(著者の愛読書であった『魔の山』と同様)『菩提樹』(Der Lidenbaum)。歌曲とその詩、纏わる自身の思い出。鋭い感性が光り、洗練された文章に圧倒された。表紙を開くと、『「夜」を書き起こした当初より、決まっていた。唯一無二の意味をもった音楽、シューベルトの↓

  • コスモス

    大学で第二外国語としてドイツ語を習った後にもう一度読みたい

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