ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ:室内楽作品集
ドイツのボン出身で「ヴッパータール・コンサート協会」の会長を務める現代の作曲家、ルッツ=ヴェルナー・ヘッセの70歳の誕生日を記念したポートレート・アルバム。彼はケルン音楽院でギュンター・フォルクとユルク・バウアーに音楽学と作曲を師事し、現在はケルンのヴッパータールにあるケルン音楽舞踊大学の教授兼マネージング・ディレクターを務めています。ヘッセの作曲活動は室内楽と管弦楽を中心に行われており、ドイツ国内の様々なオーケストラからの委嘱を受け、数々の名作を生み出しています。
メインとなる弦楽四重奏曲第1番から第4番は、このジャンルにおける彼の探究と深い思索を反映した作品群で、現代的でありながら伝統への敬意も感じられます。また、ソプラノ、チェロ、ピアノのための『秋の扇』や、オーボエと弦楽三重奏による『遠くからの歌』といった声楽・器楽の融合も聴きどころです。さらに、フルート、ホルン、クラリネットという各種管楽器を独立して主役に据えた室内楽曲も収録されており、編成の多様性と色彩感豊かな音楽語法が印象的です。
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセは現代の作曲家としては保守的な作風で知られていますが、彼自身は次のように述べています。「作曲は私にとって必要不可欠なものであり、自分自身を表現する方法でもあります。作曲は私の生活の一部であり、創造的なプロセスの中で思いもよらない空間を開いてくれます。私の目標は、これらの空間を聴衆がアクセスしやすく、理解しやすいものにすることです。私にとって重要なのは、聴いてもらえるものだけを書くことです。ですから、抽象的で(あまりにも)複雑な構造には興味がなく、理解可能な有機的なプロセスを示すことに非常に興味を感じています。私にとっては知的に理解することよりも、注意深く(感情的に)追体験することのほうが重要なのです。そうして初めて、音楽はその非常に特別な力にふさわしい効果を発揮することができるのです。」(輸入元情報)
【収録情報】
L-W.ヘッセ:
● 弦楽四重奏曲第1番 Op.3
Minguet Quartett
● 弦楽四重奏曲第2番 Op.6
Leonardo Quartett
● 弦楽四重奏曲第3番 Op.29
Minguet Quartett
● 弦楽四重奏曲第4番 Op.33
Iris Marie Sojer, Mezzo Soprano
Eva Hogel, Violin
Annette von Hehn, Violin
Werner Dickel, Viola
Susanne Muller Hornbach, Cello
● ソプラノ、チェロとピアノのための『秋の扇』
Kay Griffel, Soprano
Eckart Sellheim, Piano
Friedrich-Jurgen Sellheim, Cello
● オーボエと弦楽三重奏のための『遠くからの歌』
Andreas Heimann, Oboe
Anna Heygster, Violin
Hikaru Moriyama, Viola
Karin Nijssen-Neumeister, Cello
● フルートと弦楽三重奏のための四重奏曲
Catarina Laske-Trier, Flute
Carola Seibt, Violin
Joel Wopke, Cello
Florian Glocker, Cello
● ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲
Sibylle Mahni, Horn
Schumann Quartett
● クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲
Michael Schmidt, Clarinet
Sarah Muller-Feser, Violin
Megan Chapelas, Violin
Anja Beck, Viola
Ulrich Horn, Cello
録音方式:ステレオ(デジタル)