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ヘッセ詩集

Hermann Hesse

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102001196
ISBN 10 : 4102001190
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1992
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ひたすら詩人になりたいと願い、苦難の道のりをひとり歩み続けたドイツ最大の抒情詩人ヘッセ。仮借ない自己探求の賜物である淡々とし飄々とした風格は、われわれ日本人の心に深く共鳴するものを備えている。18歳のころの処女詩集より70余歳の晩年に及ぶ彼の全詩集から、その各期にわたる代表作をすべて抜萃し、ノーベル賞に輝く彼の小説に勝るとも劣らぬヘッセの詩境を紹介する。

目次 : 『処女詩集』(一九〇二年)とその前後(告白/ 私は星だ ほか)/ 『孤独者の音楽』(一九一五年)とその前後(霧の中/ 目標に向って ほか)/ 『夜の慰め』(一九二九年)とその前後(孤独への道/ 告白 ほか)/ 『新詩集』(一九三七年)とその前後(八月の終り/ クリングゾルの夏の思い出 ほか)

【著者紹介】
ヘルマン・ヘッセ : 1877‐1962。ドイツの抒情詩人・小説家。南独カルプの牧師の家庭に生れ、神学校に進むが、「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」と脱走、職を転々の後、書店員となり、1904年の『郷愁』の成功で作家生活に入る。両大戦時には、非戦論者として苦境に立ったが、スイス国籍を得、在住、人間の精神の幸福を問う作品を著し続けた。’46年ノーベル文学賞受賞

高橋健二 : 1902‐1998。東京生れ。東京大学独文科卒。’31年ドイツに留学、ヘッセへの7回の訪問を始め、ケストナー、マン、カロッサ等多くの作家と交流。ドイツ文学の紹介、翻訳などで活躍し、読売文学賞、芸術選奨ほかの各賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 新地学@児童書病発動中

    初期の抒情的な作風が少しずつ変化して、内面的になっていくのが興味深い。内面的になるにつれて心理学や哲学的な要素が詩の中に顔を出すようになる。とはいえ、抒情性を捨てたわけではなく、さらに心の深いところから情感が表現されるようになり、詩の深さと味わいが増している。ヘッセが心も体も危機に直面していたと考えられる『夜の慰め』とその前後の詩群が一番好きた。死の淵を覗き込みながらも、この世にあるすべて物を味わい尽くして、詩人として生きていこうとする強い決意が感じられる。

  • takaichiro

    ノーベル賞作家ヘッセは「車輪の下」他小説で有名なドイツ人。少年の頃からひたすら「詩人」でありたいと願った。本書は18歳の頃から70余歳の晩年に至る全詩集から各期にわたる代表作を抜粋。彼のライフワークを大戦前後の時代の移り変わりや、人間としての成長・老いを順に感じながら読み進める。皆さん、詩をどうやって楽しんでいますか。小説と違いサッと目を通しただけでは理解できない。感じるものが出てくるまで、何度も重ね読み。本をランダムに開いてそこに現れた詩を愛でる。偶然の出会いを求めている様で楽しい。そんな私のスタイル。

  • さゆ

    失恋の絶望や詩人の夢への葛藤の詩が多く感じた。それでも諦めずに生きようとする姿はシナトラのThat's Lifeや揺蕩えども沈まずのマインドを感じる。 「悩みも死も私たちの魂を脅かしはしない、私たちは一層深く愛することを知ったから!」「裁きと憎しみではなくて、忍耐強い愛が、愛する忍耐が我らを神聖な目標に近付ける」とあるように、どれだけ相手が憎く拒絶されようとも立場や考えを認めることが悩みや煩悩から脱する近道なのだろう。余談だが、ドラえもんが嫌なことされるたび親切にしてやればいいみたいなこと言ってたような‥

  • ヴェルナーの日記

    めったに詩集を読まない自分ですが、たまには気分を変えて手に取ったのが本作品でした。以前ゲーテの詩集を読んだのですが、ゲーテに比べ、ヘッセのほうが自分的には、しっくりきた感があります。文語体と口語体の違いなのか、ヘッセの詩が抒情詩からなのかは分かりませんが、何か心うつものを感じた。ただ、ヘッセの詩は、全体的に寂寥感というか、厭世観というような、一抹の寂しさ、悲しさというものがつきまとっているような雰囲気を漂わせていて、どことなく不安感を煽る詩が多く編まれている一冊だと感じました。

  • なぎさ

    作者の性格や感情がストレートに表れているので、素直に心に響く。 特異な文章構成で想像力無くしては読み取れない宮沢賢治作品よりは遥かに読みやすい。

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