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野がも 近代古典劇翻訳 注釈付 シリーズ

Henrik Johan Ibsen

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846024819
ISBN 10 : 4846024814
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

酔狂のままに書かれた傑作戯曲
「これは悲喜劇なのだ」(イプセン)

【著者紹介】
毛利三彌 : 成城大学名誉教授(演劇学)。文学博士、ノルウェー学士院会員、元日本演劇学会会長。主著書:『北欧演劇論』、『イプセンのリアリズム』(日本演劇学会河竹賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コニコ@共楽

    『人形の家』を読んで、もう少しイプセンの戯曲を読んでみたくなった。セリフに微妙な伏線が網の目にように張られていて、注意深く読まないと意図が読み取れない戯曲。それもシンボリックな形で出てくるので、後になって「なるほど」と思えるものが多い。タイトルの゛野がも”も大いなる犠牲者のシンボルといえるだろう。正義を振りかざすグレーゲスルの運命も読み手の想像力を喚起するものだ。2世代の因縁が暴露された果てのやるせない思いが残る。

  • nightowl

    岩波に続き二度目。正論が必ずしも人を幸福にするとは限らない、に尽きる戯曲。主人公のヤルマールにとっては周りが見えていない状態だったかもしれないけれど、現在の生活で経済的にも精神的にも充足しているのにそれを荒らすようなことをするのは如何なものかと改めて感じた。俳優座上演ではグレーゲルスを真面目すぎるキャラクターにしたことや、ヘドヴィグを豪商ヴェルレが攫ってゆく幻影を見ているヤルマールなど分かり易く更に救われない解釈を展開。 https://haiyuza.net/performances24/nogamo/

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