Books

Life Changing ヒトが生命進化を加速する

Helen Pilcher

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759820737
ISBN 10 : 4759820736
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人類がいかに生物のDNAを改変し、生命の運命を書き換えてきたかが本書のテーマだ。わたしたちはオオカミをチワワに変え、セキショクヤケイから派手なニワトリをつくりだした。クモの遺伝子をヤギに、サンゴの遺伝子を熱帯魚に組み込んだ。遺伝子組換えペットを飼い、遺伝子組換えサケを食べることも可能になった。地球規模で人類の支配が強まるにつれ、その波紋は身近なものから地の果てにいるものまで広がり、あらゆる生物に影響を与える。ピズリーベアのような新たな交雑種が生まれ、未知なる系統の動植物が環境変化に対処しようと、超高速で進化している。「精子コプター」、サンゴの人工授精、デンマークにゾウを解き放つ計画…。ヘレン・ピルチャーは研究者たちと対話を重ねながら、科学的思考を武器に、人類と自然界の変わりゆく関係を描きだし、わたしたちは生命の未来をよりよいものに変えられると本書で訴える。

目次 : おなかを見せたオオカミ/ 戦略的ウシと黄金のヌー/ スーパーサーモンとスパイダー・ゴート/ ゲーム・オブ・クローンズ/ 不妊のハエと自殺するフクロギツネ/ ニワトリの時代/ シーモンキーとピズリーベア/ ダーウィンのガ/ サンゴは回復する/ 愛の島/ ブタと紫の皇帝/ 新しい方舟

【著者紹介】
ヘレン・ピルチャー : 細胞生物学の博士号をもつ、科学とコメディーのライター。元Nature誌の記者で、現在は生物学、医学、そして一風変わった分野を専門にし、ガーディアン、ニューサイエンティスト、BBCワイルドライフなどに寄稿している。以前に執筆した“Bring Back the King”(Bloomsbury Sigma(2016))は、ラジオ2の「Fact not Fiction」(虚構でない真実)ブック・オブ・ザ・ウィークに選ばれ、コメディアンのサラ・パスコーから「最も面白い科学」と評された

的場知之 : 翻訳家。1985年大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やいっち

    昨年の夏に刊行されていたが、先月書店で発見し即入手。「私たち人間が,ほかの生物の進化速度を増大させているというショッキングな事実を,(中略)さまざまな事例を取り上げて紹介」し、「未来に向けてこれからどう行動すべきか考えさせられ」るという本。

  • zoe

    人間と動物の生活圏が交わってから、カロリーや蛋白源として、あるいは慰めなど、利益をもたらすとの理由で、動植物は改変されてきた。肉や毛の改変。一方、環境や密猟の淘汰圧によって、色の変化、翼や牙の小型化。変化の速さは化石予想より100万倍速いことがあり得る。交雑はネアンデルタールと人、シロクマとグリズリーなどの間で起こってきた。進化の系統樹は枝分かれだけでなく、先に交じりえる。絶滅危惧のある種を保存する。リワイルド。エピジェネティックなストレス負荷条件での選抜。クローン技術。今は遺伝子操作もできる。

  • スプリント

    進化はある日突然始まるのではなく徐々に変わっていくのだということ、その進化スピードを人類が介在することで加速させているのではないかということ。

  • jackbdc

    人間活動が動物の生命進化へ及ぼす影響と将来への責任の重さを考察する。金持ち用の狩猟業など批判的視点を抱くものから医療用動物実験など許容範囲内と感じるものまで広範囲に紹介される。通読の意義は人間の行為の是非を語るのではなく、先ずは事実を捉える事に置くので良いのだろうと思った。印象に残った点3つ、1.ゲノム編集:クリスパー・キャス9の発明の期待の大きさの裏返しとして不安も一杯。2.家畜の歴史:選択交配による果実の偉大さの裏に目を背けたくなる事実の蓄積あり。3.グリズリー:一部で北極グマとの混血化が進行中。

  • 乱読家 護る会支持!

    チワワとセンドバーナードなど、大きさも形も違くイヌたちは、どうやって出来たのだろう? 野菜は、メチャクチャ種類が豊富だけど、自然の原理では生き残れない。どうして生まれたのか?。。。 一部の生き物は、長い時間をかけた遺伝子操作により家畜化していきました。 そして、家畜化した生き物たちは、その時代時代のニーズによって多様化してきました。 今、遺伝子のゲノム編集をして生まれた植物は危ないとか、生物多様性を守ろうとか、環境問題化していますが、、、これは今始まった環境問題なのだろうか?との疑問も湧いてきますね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items