アントン・ハイラー:オルガン作品集
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アントン・ハイラーはオーストリアの作曲家・オルガニスト。第二次世界大戦中は軍医として働き、ウィーン音楽アカデミー卒業後の1945年、同校のオルガン教師に就任。のちに教授に昇格して数多くの弟子を育成しました。1952年にはオランダのハールレムで開催された国際オルガンコンクールで優勝し、オルガニストとしてヨーロッパとアメリカでツアーを行うとともに指揮者として活躍。1973年には来日して国際基督教大学で講義と演奏を行い、日本でもその名が知られています。
この7枚組のアルバムは、2023年のハイラーの生誕100年を記念して作成されたもので、彼の作品を系統的に聴くことができるまたとない機会です。ハイラーはオルガニストとしてバッハ作品を得意としていましたが、彼自身は現代的な和声を伴うポリフォニックな作品を書き上げており、バロック風の堅固な形式を持つものから、自由な作風による『舞曲 - トッカータ』など多彩です。
オルガン演奏は、ザンクト・ペルテン大聖堂のオルガニスト、ルートヴィヒ・ルッサー。彼は大聖堂のメッツラーオルガンを用いて独奏作品をはじめ、協奏曲や合唱を伴う演奏も行っています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ハイラー:
1. 3つの初期コラール前奏曲(1936/37)
2. パッサカリア(1940)
3. ソナタ楽章(1940)
4. 幻想曲とフーガ ヘ短調(1941/42)
5. ソナタ(1944/45)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
Disc2
1. Es ist ein Ros' entsprungen - 3楽章の小パルティータ(1944)
2. オルガンのための楽章(1977)
3. 2つの小パルティータ(1947)(おお魂よ、大いに喜べ/天にいますわれらの父よ)
4. ソナタ第2番(1947)
5. Messe in Lydisch - 混声合唱とオルガンのために(1947)
6. 前奏曲とフーガ イ長調(1949)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック(6)
ジモン・エラシムス(指揮:6)
Disc3
1. Missa in Noct - 二部の女声合唱もしくは少年合唱とオルガンのために(1949)
2. テ・デウム - 混声合唱とオルガンのために(1953)
3. シオンよ救い主を賛美せよ - 聖体祭のための4つの小品(1957)
4. Postludium super「Ite missa est XI」(1958)
5. 2つの宗教的歌曲 - ソプラノとオルガンのために(1959)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
バルバラ・ツィダー=ヴィリンガー(ソプラノ:5)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック(1)
ジモン・エラシムス(指揮:1)
カペラ・ノーヴァ・グラーツ(2)
オットー・カーグル(指揮:2)
Disc4
1. サルヴェ・レジーナ」による幻想曲 (1963)
2. 協奏曲 - オルガンとオーケストラのために(1963)
3. 英語によるミサ - 混声合唱、会衆とオルガンのために(1965)
4. Ecce lignum crucis. A Meditation(1967)
5. Deutsches Ordinarium ドイツ語通常文 - 混声合唱とオルガンのために(1967)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
トーンキュンストラー管弦楽団(2)
ペーター・プラニャフスキー(指揮:2)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック(3)
ジモン・エラシムス(指揮:3)
カペラ・ノーヴァ・グラーツ(5)
オットー・カーグル(指揮:5)
Disc5
1. Deutsches Proprium - 合唱団、人々とオルガンのために(1967)
2. 舞曲 - トッカータ(1970)
3. アドヴェントの音楽 - オーボエ、ヴァイオリンと児童合唱、オルガンのために(1971)
4. いざ来たれ、異教徒の救い主よ(1972)
5. 協奏曲 - チェンバロ、ポジティフ・オルガンと室内オーケストラのために(1972)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
ヴォルフガング・プランク(オーボエ:3)
エリーザベト・ドラッハ(ヴァイオリン:3)
タネル・テュルケル(チェロ:3)
ドロテア・ルッサー(チェンバロ:5)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック(1)
ジモン・エラシムス(指揮:1)
トーンキュンストラー管弦楽団(5)
ペーター・プラニャフスキー(指揮:5)
Disc6
1. 受難の音楽 - 児童合唱とオルガンのために(1973)
2. 瞑想曲 - グレゴリオ暦、復活祭の時期の『復活のいけにえに』(1974)
3. 3つの小コラール前奏曲(1975)
I. Valet will ich dir geben
II. Der Tag ist hin
III. Mit Fried und Freud Ich fahr dahin
4. 『深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる』の旋律によるイントナティオン、コラールと3つの変奏(作曲年不詳)
5. 小ドイツ・ミサ曲 - 高声合唱とオルガンのために(1975)
6. ユビラーティオ(1976)
7. 小パルティータ『主よ、みことばもて我らを守りたまえ』(1977)
8. 小パルティータ - デンマークの讃美歌『Den klare sol gar ned』による(1977)
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
ローベルト・ヴォルフ(フルート:8)
モメントゥム・ヴォーカル・ミュージック(1,5)
ジモン・エラシムス(指揮:1,5)
Disc7
1. ヴェスペル - カントールと独唱、合唱とオルガンのために(1977)?
2. コラール前奏曲 - デンマークの讃美歌集による(1977/78)
O Haupt voll Blut und Wunden ・ Vorspiel - Zwischenspiel - Choral
Det hellige kors vor Herre selv bar ・ Etwas lebhaft
Rind nu op i Jesu navn
Min sjael, du Herren love ・ Vorspiel - Choral
Sorrig og glaede de vandre til hobe ・ Ruhig, ein wenig tanzerisch
Som illiens hjerte kann holdes i grode ・ Ruhig bewegt
Freu dich sehr, o meine Seele ・ Vorspiel - Choral - Nachspiel ・ Adagio
ルートヴィヒ・ルッサー(オルガン)
ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊(1)
オットー・カーグル(指揮:1)
録音時期:2012〜2023年
録音場所:オーストリア、ザンクト・ペルテン大聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND