(Flute & Pisno)string Quartet, 72, 80, 81, : Hurel(Fl)Couvert(P)

ジュリエット・ユレルの巧みで軽やかな息遣い！
ハイドンの香気あふれる典雅な世界！

先日のフォル・ジュルネにも参加し、華麗な演奏と人間的な魅力を感じさせたユレルの、ジグザグ・レーベル初録音。パスカル・デュサパンの協奏曲を録音（モンテーニュ・レーベル）するなど、現代音楽にも通じている彼女は、ゲルギエフの棒の下、普通のフルートでロッテルダム・フィルのプリンシパルを務めると同時に、18、19世紀の作品演奏にはベーム式木製フルートを使用するなど、非常に柔軟な思考、洗練された演奏と卓越した技術が魅力の演奏家です。
　パユと同世代のユレルは、学生だった1995年以来、クヴェールと息の合ったコンビを組んでおり、彼女たちの奏でる古典派ハイドンは、春の午後、柔らかい日差しの中で、貴婦人たちが、宮中の香気あふれる典雅でロココ的な雰囲気を楽しむ情景を思い浮かばせる、格調高いもの。しかしながら、同時に気軽に触れることのできる心安さも持ち合わせています。デジパック。

ハイドン
�@フルート・ソナタ変ホ長調（弦楽四重奏曲Op76-6,Hob.III.80による）
�Aフルート・ソナタ　ト長調（弦楽四重奏曲Op77-1,Hob.III.81による）
�Bフルート・ソナタ　ハ長調（弦楽四重奏曲Op74-1,Hob.III.72による）

ジュリエット・ユレル（Fl）［ベーム式木製フルート使用］、
エレーヌ・クヴェール（P）［1903年製エラール・ピアノ使用］

録音：2005年2月7−11日パリ（11区）ボン・セクール教会