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泥まみれの虎 宮崎駿の妄想ノ-ト

Hayao Miyazaki

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784499227902
ISBN 10 : 4499227909
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan

Content Description

鬱屈の時代を、踏み外さずに生き抜く術とは―?極限状況における若きドイツ戦車兵が決して失わなかった正気、持ち続けた勇気。そして沈着冷静かつ勤勉な戦闘行動の実態…宮崎駿が掴み取ろうとした、苦闘の爪痕。

目次 : 宮崎駿の妄想ノート―泥まみれの虎/ (実録・ナルヴァの戦い1944/ エストニア、ひび割れた歴史/ エストニア、ドイツ紀行鋼の轍をゆく)/ 宮崎駿の雑想ノート―ハンスの帰還(実録・脱出行1945/ 生きねばならん、4号で)/ 戦記世界の迷路をさまよう

【著者紹介】
宮崎駿 : 1941年1月5日、東京都出身。飛行機会社の役員だった父親や、戦記好きの長兄の影響下、読書や漫画を描いて幼年期を過ごす。1963年、学習院大学を卒業し、アニメーション製作会社東映動画に入社。数々の長編映画に参加後、1978年に『未来少年コナン』を演出し注目を集める。翌年『ルパン三世カリオストロの城』で初の劇場作品を監督、以後『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』と立続けにヒット作を生み出した。1992年には『飛行艇時代』を原作とした映画『紅の豚』が制作公開され、大ヒットを記録した。1997年に『もののけ姫』、2001年には『千と千尋の神隠し』が公開され、同年10月、東京都三鷹市に『三鷹の森ジブリ美術館』が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ムッネニーク

    136冊目『宮崎駿の妄想ノート 泥まみれの虎 TIGER IM SCHLAMM』 (宮崎駿 著、2002年8月、大日本絵画) 短編集『宮崎駿の雑想ノート』の続編。独の若き天才戦車兵オットー・カリウスの体験記からイメージを得た「泥まみれの虎」と、『雑想ノート』の一編「豚の虎」の続編である「ハンスの帰還」、この中編2本が収録されている。 地獄の様な東部戦線が描き出される前者と、戦車×美少女という完全に趣味丸出しな後者。同じ戦車漫画でありながら全く読後感の違う作品が並ぶ。 〈名前も知らなかったな…〉

  • イプシロン

    宮崎駿の真骨頂はこのような漫画を描けるところにあると思う。それに必要なのは“想像力”である。が、宮崎さんが「生き抜くために」もっとも重要だと考えているのは、その反対の“現実主義(リアリズム)”であるところ、その矛盾をいかに読み解くかが本著をよむ醍醐味であろう。戦車兵の闘いはどんなだったか? いくら想像力を逞しくしても、それはやはり現実ではない。しかし想像することによって現実に限りなく近づくことができる。だがそこには罠がある。間違った想像のしかたをすることで、事大主義や妄想を生むという陥穽である。

  • りんご

    最寄りの図書館の蔵書なのですが、定期的に借りてしまう。なにせマンガ部分が「好きで描いてます」という風味なのですよ。夫もこの本は好物。彼は(武器兵器オタク気味)解説部分もがっちり読みます。私は絵を見て楽しむ本。

  • YONDA

    宮崎さんの漫画がまた読みたくなったので、ナウシカ漫画版を再読しよう。

  • ジュンジュン

    「泥まみれの虎」と「ハンスの帰還」の2編の漫画を収録。タイトルの”虎”はドイツの戦車ティーガーの事だったのか。まさに宮崎さんの妄想が爆発したような作品。

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