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読む力・聴く力 岩波現代文庫

Hayao Kawai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006022709
ISBN 10 : 4006022700
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人間の精神活動の基本である「読むこと」「聴くこと」は、高度情報化社会のいま、どれだけ人間の生き方や社会のあり方に関わる深い体験になっているのか。心理・ノンフィクション・詩の分野で日本を代表する三人が、それぞれの創作や臨床の現場での「読むこと」「聴くこと」についての体験を語りあい、現代におけるその意味を問い直す。講演・シンポジウム・アンソロジーをもとに構成した、刺激的な「読むこと」「聴くこと」論。

目次 : はじめに(「読む聴く」の大切さ/ 生涯何冊本を読めるか ほか)/ 講演(読むこと・聴くこと・生きること/ 人間の未来と読むこと・聴くこと ほか)/ アンソロジー(小アンソロジー)/ シンポジウム(読む力・聴く力)

【著者紹介】
河合隼雄 : 1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学理学部卒業。日本初のユング派分析家資格取得。京都大学教授、文化庁長官などを歴任。2007年7月逝去

立花隆 : 1940年長崎県生まれ。ノンフィクション作家。東京大学文学部卒業。著書多数。1983年菊池寛賞、1998年司馬遼太郎賞、2014年『読書脳 ぼくの深読み三〇〇冊の記録』で毎日出版文化賞書評賞受賞

谷川俊太郎 : 1931年東京生まれ。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    詩は余白に全部が詰まっている。音は目の前で聴くことで体感できる。言葉として残るものは限られるからこそ、そこから感じ取りその深さを想像することが大事。河合氏、立花氏、谷川氏、各々の読む力・聴く力、そして伝える力を本書に記す。…読めば読むほど、脳のどこか意識下に必ず残っている。だから沢山の体験が必要。その蓄積がある瞬間に自らを支える一文として人生を豊かにするときがある。本能的な無為の力。脳に一番大切なのは眠りです。眠くなったら眠りなさい。そして起きたらまた読み書きをするのです。いつまでも向上心を持ち続けたい。

  • りえこ

    素晴らしい本でした。シンポジウム、聴きたかった。知りたかった事や、こういう事かなと考えていた事が繋がりました。聴き方、読み方の可能性を感じました。

  • さいたまのたぬき

    06年の本ですが、 それだけ前の時代に今の風潮を 予見しているような対談に驚かされました。 かつて物事を調べる場合 そのことがある文献を徹底的読み漁ればよかったのだが いまはキーワードを入力するだけで 膨大な量のデータが出てくる。 これは言い換えてみれば人との出会いのようなものではないだろうか? そこから選び読み解く力がいるのではないかという 新しい文化が必要になるのではないかと思いました。 狂言回しを谷川俊太郎さんが受け持っていらっしゃるので 固い話もどこかユーモラスな雰囲気なのがおすすめです。

  • 紫羊

    この3人が語り合って面白くない展開になるわけがない。「読む力」「聴く力」の土台は言葉であること。当たり前のことなのに、あらためて気づかされた。

  • 紫羊

    再読。何度読んでも心に響く。 立花隆さんも亡くなってしまった。

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