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こころの声を聴く 河合隼雄対話集

Hayao Kawai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101252230
ISBN 10 : 4101252238
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1998
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    作家や女優、医者が書いた本について、本人と語り合う対談。安部公房とは河合さんがのまれてる?と思ったが、対談後の回想を読んで、安部の葛藤などを河合さんは飲み込んだ上で一歩ひいて聞いていたのだと思う。村上春樹は、アメリカ滞在も三年目となり、大作を書いてる途中で頭でっかちになってるのに河合さんがうまく合わせている。でも谷川俊太郎が相手だと河合さんも癒されているようだった。白州正子の著作は是非読んでみたい。米学者の後書きには、余計なことは言わないでいいよと一事申ししたくなった。日本独特の対談、結構ではないか!

  • naoっぴ

    河合隼雄氏がさまざまな分野の人たちと著書をめぐり語り合う対談集。山田太一氏の小説は既読だったのでとても面白く読んだ。他、遠藤周作氏、病理学医の多田氏、村上春樹氏など、多種多様なテーマを心理学の視点からとらえながらひもといていく様子が興味深い。私も心惹かれる物語はあるけれど、なぜそんなに惹かれるのか、村上氏との対談を読んで少し理解できたように思った。「ねじまき鳥ー」をそのうち読んでみよう。

  • レモングラス

    河合隼雄さんの「私はもうオモロナイことはしないでおこうと思っている」がいい。面白いではちょっとニュアンスの違う「オモロイナ、よしやろう!」と身体まで動き出しそうな、動きが生じてくるもの。大事にしていきたい。沢村貞子さんとの対談「老いる幸福」の中での、沢村さんがよく身の上相談をされることに対して「自分の人生をぴたっと生きてないと、自分のとこで話を止められないですね。自分が満足して生きているから秘密を守ることができる。揺れ動いているとしゃべりたくなる」わかるなあって納得。

  • キク

    村上春樹との対談目当てで。生前の河合隼雄は、春樹さんが信頼を寄せていることを表明していた数少ない学者だった。(というか、多分河合隼雄だけじゃないかと思う。)どこかで「僕が『物語』という言葉を使う時、全く同じ感覚で捉えてくれるのは河合先生だけだった」と言っていた。確かに「傷というのは物語に入る入口なんです。」とさらりと言っちゃう心理学者かつ文化庁長官であった河合隼雄という人は、とんでもない人だと思う。そんな2人が「現代における物語の機能」を語り合う対談は、短いですがとても面白かったです。

  • あふもん

    おもしろかったです。やっぱりユーモアがある人の話はスッとこころに入ってきます。とりあえずこの本を読んだら本を読みたくなります。ボクは安部公房の『砂の女』を読みはじめました

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