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おはなしおはなし

Hayao Kawai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022641403
ISBN 10 : 4022641401
Format
Books
Release Date
March/1997
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アマヤドリ

    めも。魂と精神のあり場所のたとえについて、たましいがけいけんをふかめるということばについて

  • 鱒子

    kindle本。長いこと積読だったのを、さらに長い時間かけて読了。心理学者でもある河合隼雄さんはすごい偉人なのに、ちっとも偉ぶったところのない方ですね。わかりやすい文章で読んでいて心地よかったです。読んでいて素直にうなずけました。

  • roughfractus02

    ユングの自己実現は、人が自我意識を超えた自己(意識と無意識の関係)に至る個性化の過程であり、近代以後の科学的合理主義の自己実現は、自我意識が他者の設定した目的に達する一般化の過程である。前者は生前と死後を含む円環的時間を巡るのに対し、後者は死を終点(目的)とした直線的時間を進む。後者は自分(意識)の体験できない生前や死後を含む前者の世界観を「おはなし」と見なす。が、著者は「おはなし」を重視する文化が、言葉より心を重視する点に注目し、「おはなし」が危機にある現代人を豊かにする効果がある点を繰り返し指摘する。

  • わ!

    久しぶりに河合隼雄さんの本を読みました。古本市で、見つけて面白そうなのでついつい買ってしまった一冊です。まだ20世紀の頃に出版された本なのですが、それだけに心理学者河合隼雄さんとしての色が濃い内容となっています。著者も大学教授を定年退職した頃で、このあたりから伝説やお伽噺などの研究に入ってゆく時期でもありました、この本では、社会心理学のような見方で、日本とアメリカなどを対比させるような話もいくつか出てきて面白いですし、またそんな話の合間に著者自身の思い出話なども織り込まれていて楽しい本にもなっています。

  • たくぼ

    今日ちょうど、津軽で笹餅を作り続ける90歳過ぎの女性のドキュメンタリーを観ました。あと数年で墓に入るから、ではなくてこんな人生にしたいって、未だ人生設計を考えている。達観するわけでもなく、歩みの最中にある。 この本は臨床心理学者のエッセイ。なりわいとしてやっていることが宗教に似ているけれど、全く違って、自分には他人を明るい未来へ導くことはできないと言う。 今日を生きるって、迷うことなのかなぁと思った、少し意外な読書「経験」になりました。★★★☆

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